ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

FFTに例えるとシドルファス・オルランドゥ!強すぎて最早バランスブレイカー「伝わるデザインの基本 増補改訂3版」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!

 

「伝わるデザインの基本 増補改訂3版」

デザイナーじゃなくても大丈夫!

 

 
私も購入しています!

amazonの商品ページのキャプチャです。2021/06/19にこの書籍を購入しています

レイアウト 配色 フォント・文字組 画像配置
インフォグラフィック 表・グラフ ユニバーサルデザイン 索引
178語
備考
# PowerPoint #ビットマップ画像とベクターデータの違い # 約物のルール
 
ゲームUIデザイナーなら必携の1冊です!

書体、文字組み、図解、レイアウト、配色という入門書なら頻出するポイントはしっかり押さえつつ、約物のルール、ベクター画像とビットマップ画像の違い、ユニバーサルデザインにも触れられています。
 
特にコラム中で「ディスレクシア」を扱っているのは驚きました。
販促コピーで「デザイナーじゃなくても大丈夫!」と書かれている通り、教育現場や官公庁などから発行される印刷物を強く意識されていることが伺えます。
 

さて、書籍の感想は以下です。

所感

  • ユニバーサルデザインに触れられている
  • デザインの基本である「ゲシュタルトの法則」がしっかりと抑えられている
  • Power Pointでできる範囲のデザインに絞っているため、基本がしっかりと抑えられている
  • Power Pointでどのような設定にすれば良いのかが分かりやすく説明されている

 

対象者はこんな人!

対象者については書籍内で以下のようにまとめられていました。

  • デザイナーではない社会人や教育者、学生、研究者

理詰めでデザインするための手法が紹介されているため、デザイナー、非デザイナーに関わらず、デザイン業務に携わる方にとって参考になると思います。

 

感想まとめ

感想です。

参考文献として「ノンデザイナーズ・デザインブック」が挙げられています。
「ノンデザイナーズ・デザインブック」はゲシュタルトの法則を丁寧に説明している名著のひとつです。

「伝わるデザインの基本 増補改訂3版」もデザインの基本は抑えつつ、Power Pointを軸により実用面に特化させています。

 

特にターゲットを、資料を作成する機会がある非デザイナーに絞って書かれている点が特徴的です。
例えば、配色に関する章を見るとユニバーサルデザインを考慮した伝わりやすさを軸に絞っています。かわいい配色はこうする、といった情報は書かれていません。
レイアウトの章を見てもグリッドデザインをベースにした落ち着いたデザインを基本としています。広告のようなビジュアルで訴求する知見は書かれていません。
理詰めでデザインを説明している為、再現性が高く、デザイナー以外の方も伝わりやすい資料が作れるかと思います。
 
非デザイナー向けでPower Pointの使い方を説明しているのであれば、Photoshopでデザインをするデザイナーには関係ないんじゃないのか、と思う人もいるかもしれません。
しかし、ツールが変わってもデザインのルールが変わることはないため、デザイナーにとっても有用な情報は多数あります。

業務をしているとデザイナーであってもPower Pointで資料を作成する機会は珍しくありません。その際、Power Pointでのデザインの組み方が分かればPhotoshopで画像を作って貼るなんてことはしなくても済みます。

 

デザイナー、非デザイナー関わらず、デザインをする全ての人にオススメの一冊であると感じました。

 

 

他の書籍も以下にまとめています。

appgameui.hatenablog.com

 

以上です。
デザイン初心者の方にオススメする書籍を探している方の参考になれば幸いです。

リセマラしてでも必ずゲットすべき!初心者にオススメしやすい難易度「デザイン入門教室」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!

 

「デザイン入門教室」

 

 
私も購入しています!
 
ビジュアル面のデザイン全般について幅広く書かれているので、初心者の方にオススメしやすい書籍です。デザイン未経験の方に最優先でオススメできる書籍の中の一つです!

amazonの商品ページのキャプチャです。2021/10/16にこの書籍を購入しています

レイアウト 配色 フォント・文字組 画像配置
インフォグラフィック 表・グラフ ユニバーサルデザイン 索引
× 180語
備考
 

 

書籍の感想は以下です。

所感

  • 書体、配色、レイアウト、インフォグラフィックについて書かれており優先度の高い項目に触れられている
  • 構成が見やすく図も多い。デザイン初心者にオススメしやすい難易度になっている
  • とりあえずこれ読んどけばある程度大丈夫!という安心感がある

 

対象者はこんな人!

書籍によると以下の方を対象をされている旨が書かれています。

  • プロのデザイナーではないが、自分自身で何らかの紙面や資料などを制作する機会がある人
  • 紙面や資料で他人に何かを伝える機会がある人
  • これからデザインを勉強しようとしている人
  • デザイナー1年生

主に初心者、未経験者の方を想定されているようです。

 

感想まとめ

レイアウト、書体選び、配色、インフォグラフィックを中心にまとめられており、比較的多く接する機会のあるデザイン業務を広範囲でカバーされていると思います。

 

個人的にはインフォグラフィックに触れているのがポイント高いと感じます。というのも、インフォグラフィックは扱っている書籍が少なく、あっても専門的な内容であったり、値段が高額になっていることがほとんどです。

実用面ではこの「デザイン入門教室」で触れられている内容で十分カバーできるため非常にありがたい存在です。
インフォグラフィックは情報整理とビジュアルの見せ方を工夫するという意味でゲームUIのアイコン制作にも役立てられそうです。

 

また、途中に出てくる「画像優位性効果」というのは心理学系のデザイン書籍には登場しますが、こういう初心者向けのデザイン書籍で扱われていることは珍しいと感じました。しかし、ゲームに限らず、UIデザインには心理学の知見も必要であるため、初心者向けの書籍であっても触れられているのは凄く素敵な試みだと感じました。

デザインを初めて間もない頃から、心理学からアプローチすることで見た目を整える以外の要素があることに気付けるのは貴重な機会だと思います。

 

 

他の書籍も以下にまとめています。

appgameui.hatenablog.com

 

デザイナー1年目の方には間違いなくオススメできます!
デザイナーではない方でも「デザインってこういう風に成り立ってるんだな」と気付くきっかけになるかと思います。

興味があるようでしたらぜひ!

広告中心のレイアウトの入門書「やさしいレイアウトの教科書」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!

 

「やさしいレイアウトの教科書」

 

 
私も購入しています。
当時、レイアウト関係の書籍で色々と探していた時に見つけました。
この「○○の教科書シリーズ」はどれも構成が見やすくて個人的には好きなシリーズです。
amazonの商品ページのキャプチャです。2021/11/21にこの書籍を購入しています
書籍の感想は以下です。

所感

ポジティブ

  • 初心者がさくっと読めるボリューム
  • 文中にハイライトがされているため、メリハリがあり読みやすい
  • 使われている図が分かりやすい
  • 配色、フォントなど配置に関連する要素に触れられている
  • ターゲットに合わせたテイストのバリエーションが提案されている
  • 索引があり、用語を学べる

と言う感じでしょうか。
レイアウトを中心に入門の入門くらいの難易度とボリュームかと思います。

これを読んでみて物足りなくなったらもう少し詳しい書籍を探すのが良いかもしれません。

 

ネガティブ

  • ゲームUIの様な利用を想定したレイアウトには不向き
  • フォントや配色などはあくまで必要最低限。より知りたい方は専門書籍を
  • 経験者にとっては情報不足感

一方、ネガティブな見方をするとこんな感じでしょうか。
レイアウトと言っても主に広告系のレイアウトなので、読むときはその辺りを意識した上で読むと分かりやすいかと思います。

 

こんな人にオススメ!

  • レイアウトの基礎スキルを学びたい人
  • チラシ、広告などをデザインしたい人
  • 未経験者、初心者に教えることになった人
  • 基礎的なことを抑えているか不安な人

 

書籍の後半には以下の事例を元にした実演形式のコーナーもあるので、こちらも合わせて確認し、今自分にとって必要な情報が紹介されているか確認してみると良いかもしれません。

  1. 文字が中心のレポート
  2. 生活用品紹介フライヤー
  3. 観光地紹介の三つ折りパンフレット
  4. カフェのメニュー

 

感想まとめ

ゲームUIのレイアウトを勉強したい人の目線で感想をまとめてみます。

ゲームUIのレイアウトを学びたいのであれば既存のゲームを観察し、そのジャンルのゲームのメンタルモデルを獲得するのが最も効率的だと思います。

観察し他人にデザインを分かりやすく説明するためには、直感だけではなく理論も重要です。

この書籍は広告中心ではありますが、視線誘導を意識するレイアウトはゲームのUIに活かせる部分でもあります。

 

 

他の書籍も以下にまとめています。

appgameui.hatenablog.com

 

ある程度の経験者であれば書籍の内容の9割以上は抑えていると思います。
残りの1割を知り、安心に繋げるのも良いかもしれません。

興味があるようでしたらぜひ!

デザイナーとして何ができるかな「悲劇的なデザイン あなたのデザインが誰かを傷つけたかもしれないと考えたことはありますか?」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!

 

「悲劇的なデザイン あなたのデザインが誰かを傷つけたかもしれないと考えたことはありますか?」

 

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私も購入しています。
当時、ダークパターンの存在を知り、調べている内に案内された書籍だった気がします。
書籍の感想は以下です。

所感

  • マインドを伝えている
  • HCD(人間中心設計)のカテゴリに属する部類
  • 組織やコミュニティの中でデザイナーの役割、貢献できることを模索している
  • 図は少なく文字が多いので読むのに時間がかかるかも

 

こんな人にオススメ!

  • 今やっている業務に対して悩んでいる人
  • デザイナーとしてできることは何があるか知りたい人
  • 業務範囲を広げたいがどうして良いか分からない人
  • 良くないデザインの事例を学びたい人

…かな。
特定の用語を詳しく知りたい、とかではないように思います。

 

感想ピックアップ

ネタバレにならない程度に感想を述べます。

個人的に好きだったのは章の終わりにインタビューがある点です。

1章から7章まで、その章で取り上げたことに関連したことを、著名な会社のデザイナーに質問をしているコーナーがあります。
今読んだばかりのテーマに対して、別のデザイナーはどのような価値観を持っているのかが紹介されています。

 

例えば3章では、UIはユーザーの感情に配慮しつつ適切な情報提供ができている、という話が書かれています。

開発者の都合を優先し、ユーザーに無配慮にポップアップを出してしまっていないか、企業の利益を優先しKPIを良くするためだけのUIになってしまっていないかなど、どの現場でも発生しがちな事例が紹介されている。

これ対してAdobeのシニア・エクスペリエンス・デザイナーのインタビューが掲載されていました。

 

 

他の書籍も以下にまとめています。

appgameui.hatenablog.com

 

文字が多いので、忙しい時や疲れている時はなんとなく眺めて読むくらいでも良いかもしれません。
興味があるようでしたらぜひ!