こんにちは、「アプリゲームUIデザイン」のちょこきなこです。
キャラクターの詳細画面(正しくは選手名鑑)に「活躍したコミック」ってあるんですよね。
これ、なんで置いてあるのかなー、と思ったのですが
女性ユーザーを意識した導線だと推測しています。
ここからは仮説なので、相当な偏見が入るのですが、
主な理由としては
・キャプテン翼は女性にも人気がある
・女性ユーザーはコンテンツを深く知ろうとする(気がしている)
・女性ユーザは原作を読んでいない可能性が高い
かなー、と思っています。
IPモノでこの導線があるのは初めて見た気がします。
少し補足します。
・キャプテン翼は女性にも人気がある
⇒これは世代にもよるのかな。
聖闘士星矢とかあの辺りの世代を中心に人気があると聞いています。
今も昔もスポ根ものは女性の人気も一定数あるようです。
開発者のインタビューでも語られていました。
・女性ユーザーはコンテンツを深く知ろうとする(気がしている)
⇒コンテンツにもよるのかなー…。
NARUTOからプロ棋士になった女流棋士とか
https://www.shogi.or.jp/column/2017/03/post_115.html
弱虫ペダルから自転車知って、レースで優勝とか
https://roadbike-hikaku.com/20150204_miyukisan/
刀剣乱舞から刀剣ブームとか
https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/180323
このように、ゲームやアニメをきっかけに、深くコンテンツを知ろうとする動きが強い気がします。
書いてて気づいたんですが、消費行動で終わらずに、そこから生産行動に繋げるモチベーションが強いという気もしています。
・女性ユーザは原作を読んでいない可能性が高い
⇒これは多分そう。
男性ならジャンプで大雑把に内容知ってたり、原作技を真似して遊んだり、というのが割とありえるのですが、そういう機会が男性より少ないのかな、と。
なので「ゲームが面白かったら原作も読んでみてね」とか「断片的に知ってるけど、ちゃんと読んでみたいと思ったら読んでみてね」って導線なのかなー、と。
ただ、ゲームの外に誘導する導線なので、コンテンツのことを考えるとあんまり設置しない方が良いのかなー、とも思ったりします。
興味があればユーザーは調べるし、仮にこのボタンからコミックを買ったとしても、次もゲームの導線からコミックを買う、とは思えません。
なので、ゲーム側にメリットがないように感じるし、優先度も低く感じます。
その上で配置しているならこのページ全体が広告に近いものになってくるのかな。
ちなみにこの導線、どこに続いてるのかというと、集英社の「ジャンプBOOKストア(http://jumpbookstore.com/)」に続いています。
初見から実際にコミックを購入しようとしようと思ったら、会員情報登録+作品検索+購入、という手順が必要なので相当面倒…。
いずれにしろ変わった導線なので紹介してみました。