ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「アークナイツ」メニューデザインの凄いところ

こんにちは、ちょこです。

 

「アークナイツ」のメニューが凄いって話をします。

 

1:画面上部にある

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▲画面上部にメインメニューが表示されます

 

開閉アニメーションはこのようになっています。

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▲普段は隠れていて、呼び出すと上から出てくる


これ初めて見たときに目からウロコでした。

単純に、
「横画面の場合、画面下部より画面上部にあった方が押しやすいよね」
という話ですが、私の場合ついつい画面下部か左右のどちらかにレイアウトしがちでした。

メニューを開閉するデザインと上部に配置するデザインを掛け合わせる発想がなかったです。

 

なぜ画面上部に配置する発想が無かったかと言うと…

  1. 画面上部のリソースやステータス情報と被るから
  2. キャラクターの頭に表示すると画面が重くなるから(足元にあるほうが重心が安定する印象を受ける)

…などが主な理由です。

ゲームの仕様が複雑になるにつれ、メニューはどこからでも呼び出せるように求められます。

メニューを呼んで任意の画面にすぐに移動できるようになっていると、迷ってもすぐに任意の画面に移動できます。

DQで例えるなら「行ける街が増えてきたのでルーラが無いと凄いストレス」みたいな。「街の中じゃないとルーラ使えないんですよね」とかだったらきっと辛かった。

 

 

2:上下二段に分かれている

このデザインの凄いところはもう一つあって…

 

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 メニュー項目が上下二段に分かれていて、それが自然に表現されていることです。

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通常、要件だけ聞くと…
「メニュー項目多すぎるんじゃない?」「ギチギチでボタン押しづらくない?」「画面に対する面積広すぎない?」とか割とボコボコに言われると思います。

しかし、アークナイツの場合は拠点のようなシルエットにメニューボタンを被せることによって極自然に見せています

 

見た目のデザインにしてもレイアウトにしても、既存のメンタルモデルを破壊する意欲的なデザインだなと思ったので紹介させていただきました。