こんにちは、ちょこです!
引き続き「ヒプノシスマイク-A.R.B-」をプレイしています。
今回はUIパーツのアンチパターンと見られる使われ方をされていた箇所があり、気になった次第です。
下の画面なのですが、よく見てください。
ご覧になりましたかね・・・・?
言うて見てない人もいると思うので念のためもう一度・・・・
お分かりになっただろうか・・・・・
そう・・・・、この画面でチェックボタンのUIパーツはあり得ないんです・・・・。
なぜならソート順番を決めるのは常に一つだけだから・・・・・。
チェックボックスは複数をマークする為にデザインされたパーツです。
一つだけを選ぶならラジオボタンを使います。
そして他画面ではラジオボタンは存在しています。
そちらの画面では正しい使われ方をされています。
ですので、開発者の中では知られていたはず。
そうなるとシンプルに実装ミスの可能性が高いです。
このようにデザインのルールが不統一になってしまうと…
- ユーザーに誤った情報を与えてしまう
- 触るまで挙動が分からないストレス
- 学習コストを上げてしまう
- アプリの信頼度が下がる
- クオリティが下がってしまう
- 画面を量産する際に開発側が正しいルールを把握できない
などなど困ることがたくさんあります。
それぞれ補足してみます。
1:ユーザーに誤った情報を与えてしまう
どういうことかと言うと、
使われているパーツがチェックボックスなので複数選択できると誤解してしまうんですね。これによりユーザーはストレスに感じます。
2:触るまで挙動が分からないストレス
この画面ではチェックボタンがラジオボタンと同じ挙動をしています。
そうなると「他の画面ではどういう挙動になるんだろう」と考えます。
見た目で判断できないので触って確かめるしかありません。
しかし、一般的に振る舞いが安定しないものに触るのはストレスに感じます。
触らなくても挙動が予想できる方が安心します。
3:学習コストを上げてしまう
ルールが統一されていないと、場面ごとにルールを覚える必要があります。
ルールが統一されていると覚える手間も少なく済みます。
覚えなくても良いものは覚えさせない方が良いです。
本来はシンプルな機能で済むところが複雑に見えてしまうのは勿体ないです。
4:アプリの信頼度が下がる
大げさと思われるかも知れませんが、ユーザーは冷酷です。
他のアプリと比較した際に、出来ていない部分があると少なからずそのように感じます。
5:クオリティが下がってしまう
これも大げさだと思われるかもしれませんが、
「サービスのクオリティは最も低い場所で判断される」という傾向があります。
例えば、どんなに素晴らしいアニメでも、僅かな作画崩壊が見つかったら話題にされ、その作品のクオリティは低く見積もられます。
気を付けたいところです。
6:画面を量産する際に開発側が正しいルールを把握出来ない
これはユーザーには関係のないところですが、開発側が無用な苦労をします。
複雑なルールであったり、そもそもルールが守られていないと正解が分かりません。
調査や修正に無駄に時間を消費してしまいますし、メリットがありません。
ルールを敷いてそのルールをきちんと運用すると楽です。
以上です。
今回紹介したアンチパターンの事例は簡単に修正できる箇所です。
気付いていないか優先度が低いと考えられているのかは分かりませんが、アプリにとってデメリットが多い部分ですので、注意したいところであります。