こんにちは!ちょこです!
「三国志名将伝」のエンプティステートの実装事例を紹介します。
該当の画面はこちらです。メール画面ですね。
この画面の役割としてはプレゼントボックスのような役割です。
使用されているキャラクターが気になったので調べてみましたが「小喬」のようです。
なぜ「小喬」なのかは不明ですが、中国のソシャゲを見ていると、あまりそこに必然性は求めていないように思えます。
人気のあるキャラとかなのかな…?
よく見るとメールの送り主は「小喬」からになっていますね。細かい。
個人的には、ナビキャラなどプレイヤーと対話する機会が多いキャラを使用すると、ユーザーの感情を代弁してくれているように感じられるのではないか、と考えます。
どのキャラクターを使用するか以外にも検討できるデザインの要素があります。
それはキャラクターのポーズです。
「七つの大罪 光と闇の交戦 : グラクロ」のように、文脈に沿ったデザインをするとより良いのかなと思います。
こんな感じで「文字を読まなくても、メールが届いてないことが伝わるデザイン」のほうが認知コストが下がったり、理解の手助けになるかな、と思います。
以下は余談です。
エンプティステートの話です。
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エンプティステートの役割
エンプティステートの役割は基本的には以下です。
- 情報が空であることを示す
エンプティステートを使うメリット
ゲーム中にエンプティステートに画像を使うことのメリットとしては…
- ユーザーのストレス緩和
- 文字だけの表示よりユーザーフレンドリーさが増す
- 画像があるとゲームの世界観を伝えることができる
- 画面が賑やかになり、ゲームプレイ中の没入感が削がれない
- キャラクターの表情を利用して、キャラクターとユーザーの感情を一致させることにより、ユーザーの気持ちに寄り添うことが出来る
などが考えられます。
エンプティステートが使われる場面
過去のタイトルの事例を参考にすると、エンプティステートは以下の場面で使われていました。
- メールがない時
- フレンドがいない時
- 受け取れるプレゼントが無い時
この辺が上位ですね。採用頻度が高い画面です。
以下はタイトルによって文脈は異なりますが、アイテムがない時にも使われます。
- 表示するアイテムがない時
- ショップの商品が売り切れている時
どういった時にデザインを採用すれば良いか?
では、どういった時にエンプティステートに画像を用いれば良いのか、についてですが
- 他タイトルで使われている場面
- ユーザーがストレスを感じる場面(ストレスを感じる程度が大きいほど優先度は高い)
などが無難です。
ストレスに感じる場面については、ユーザーの主観、表示頻度、エラーの重要度にもよるので一律には決めづらいところです。
ですので、開発側の匙加減で良いかなと思います。
ゲームであれば「ここにあったら面白いかな」とかでも良いかもしれません。
エンプティステートをデザインする際に注意したいこと
エンプティステートをデザインする際に注意したいこととしては
などでしょうか。
エンプティステートが表示されるのはユーザーの期待結果ではありません。
なので期待結果が表示されるように、問題解決のための導線を配置すると利便性は高まります。
「キャラクターの人格を意識」とは、ユーザーが「このキャラクターはこのセリフを言わない」と思われないようにするための配慮です。
IPであれば原作中のセリフを使うのが無難ですが、必ずしもそうはいきません。
ゲーム独自でメッセージを用意する場合は、使用するキャラクターの人格にも配慮する必要があります。
以下は過去のデザイン事例です。興味がありましたらご参照ください。