こんにちは!ちょこです!
「ブレイドアンドソウル レボリューション」のメニューのデザインが良いと感じたので紹介します。
該当の画面はこちらです。
左右にメインメニュー群が配置され、中央上部にサブメニュー群が配置されています。
ボタンの数は左右にそれぞれ5つ、画面中央上部に6つのボタンがあります。
最近、UIの目的について考えるのですが、ボタンの場合は押してもらうことが目的になります。目的を構成しているものを細分化していくと、以下の3つの要素が含まれているかと思います。
- 押せるという認知
- 押せる大きさ、配置
- 押したくなるようなビジュアルデザイン
押せるという認知は学習によって得られる
押せるものかどうかを認知できるかはデジタルコンテンツに慣れているかどうかによって変わりそうです。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」ではフラットデザインを採用しています。フラットデザインはデジタルコンテンツに用いられるデザインです。
そのため、現実世界の物理ボタンに慣れ、デジタルコンテンツに慣れていない場合は押せるボタンだと認知できない可能性があります。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」のボタンデザインは、ややユーザーのリテラシーが求められるデザインになります。
押せる配置は指の可動域に依存する
ボタンの押しやすさは
- ボタンの大きさ
- ボタン同士の間隔
- 配置位置
などが評価軸かな、と思います。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」のデザインの場合はボタンは小さいのですが、ボタン同士の間隔が十分空いているため押しにくさを感じません。
また、ボタンの配置が指の可動域に合わせて弧を描いて配置されているため、押しやすく感じます。
指で情報が隠れないのも良い点
他にもこの配置の特徴として
- どのボタンも指で隠れない
- ボタンの横にあるテキストが指で隠れない
といったメリットもあります。
PC画面でデザインしていると、情報が指で隠れるかどうかについては十分な検討がなされないことがあります。
そういった意味で大変優れてたデザインかな、と思います。
画面中央のスペースを利用してバックグラウンドの情報が見れるのが便利
左右にボタンを配置しているため、画面中央に余白が生まれます。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」ではその余白を利用して、キャラクターの様子を表示しています。
非常に合理的で無駄のないデザインです。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」は自動進行機能が実装されています。
そのため、メニューUIが表示されていてもバックグラウンドでクエストを進行することができます。
映像が連続しているため、没入感もそのまま
キャラクターの状況が見れるのは利便性が良い点だけではありません。
映像的に連続しているため、画面全体を覆うUIであっても没入感を損なわないデザインになっています。
よくよく見るとゲームシステムに沿ったデザインであることが伺えます。
デメリットとしては機能が増えた時には困る…かも?
このデザインのデメリットをあげるとするならば、機能拡張してボタンが増えた際、ボタンの位置をどこにするかは困るかもしれません。
とはいえ、大きな機能拡張には時間がかかるものですし、追加する際もビジュアルの美しさを担保するため、シンメトリーになるように心掛けるとかその程度のものです。
ユーザーの不便に繋がるものではない為、そこまで大きなデメリットでは無いように感じます。
まとめ
以上です。
MMORPGのUIではキャラクターを隠さないことが重要なのかもしれません。
「ブレイドアンドソウル レボリューション」のメニューはボタンの押しやすさ、キャラクターを隠さない工夫など、UIのデザインに拘りと配慮が感じられます。
こういったデザインをすることでゲームへの没入感を維持することに貢献されていると感じました。
MMORPGのUIをデザインする際の参考になれば幸いです。