こんにちは、ちょこです!
「ドールズフロントライン」のグローバルメニューの中に施設間の距離が表示されていました!
あんまり見ないデザインであったので、事例として紹介します。
該当の画面はこちらです。画面上部から表示されるメニューです。
このように施設間の距離が表示されています。
施設同士の距離を表示しても便利にはならないはず
施設間の距離を表示することによって、利便性が高まったり、認知コストや学習コストが下がることは無いと考えられます。
にも関わらず施設間の距離を表示するデザインを採用した理由は何か考えてみます。
施設間の距離を表示している理由は世界観の存在をアピールしている?
リアルの施設の場合、どれくらいの距離があるのかは様々な手段で認識できます。
例えば実際に歩いてみたり、案内板の表示から手掛かりを得たりなどがあります。
デジタルコンテンツの場合、現実に施設は存在しません。したがって、施設間の物理的な距離感はゼロです。
しかし、距離が表示されていることによって、施設間の距離が定義され、それまでなかった「施設同士は離れている」という情報が得られます。
「施設同士は離れている」という思想はグローバルメニュー以外でも見られます。拠点画面では存在感のあるメニューデザインになっています。
このように「ドールズフロントライン」のデザインはグローバルメニューを利用して、この世界に実際に施設が存在しているかのような説得力をアピールしていると感じました。
このデザインと同じ思想のゲームの紹介
同様のデザインは「アークナイツ」「食物語」などでもありました。
▲「アークナイツ」
▲「食物語」
どちらもアイコンの並び方が不均等で、施設の見取り図であるように感じ取れます。
「アークナイツ」「食物語」は中国で開発されたゲームです。
もしかすると中国で何かしらの元ネタがあったり、あるいは開発側のトレンドなのかもしれません。
メニューの見せ方にも没入感を高めるための工夫が感じられる
グローバルメニューのデザインひとつ例にとっても、世界観の没入感を高めるための工夫をする余地が残されているのだな、と感じました。
グローバルメニューのUIは頻繁に呼び出すため、ボタンの押しやすさといった利便性、瞬時に情報が区別できる識別性などが重要視されます。
もし、世界観の要素を重視するのであれば、今回紹介した 「ドールズフロントライン」のようなデザインを提案してみても面白いかもしれません。
以上、デザインのご参考まで。