こんにちは、ちょこです!
「シャイニングニキ」のホーム画面にて、端末の傾きとニキのアニメーションが連動するデザインになっていました。
該当の画面はこちらです。
アニメーションにするとこんな感じです。
画面からだと分かりづらいのですが、端末を傾けたりするとこのようにニキがアニメーションします。
確認できたボイスのバリエーションは以下の3パターンです。
「頭がフラフラするわ……」
「あなたのイタズラでしょう?わかっているのよ!」
「あれ――?地面が回ってる……?」
バリエーションがあって変化に富んでいるのもいいですよね。
お互いの存在が確認できる
この挙動により、端末を通じてニキとプレイヤーがお互いの存在を認識できているかのようなデザインになっています。
まるでそこに居るように感じます。
キャラクターをタップすると反応を返すデザインとの違いも考えてみましたが、ジャイロ機能はユーザーが明確に意図せずとも傾きを検知します。
キャラクター側からユーザーに対して呼びかける挙動になることにより、ニキもプレイヤーを認識できているように感じられるのかもしれません。
キャラクターの存在感を高めるためにジャイロ機能を使う発想
UIデザイナーの仕事をパーツを綺麗に配置したり、綺麗なアイコンを作るだけに限定していると、こういった発想は生まれにくいのではないかと思います。
コミュニケーションとは双方向のやりとりです。ユーザー側から一方的に話しかけるのはコミュニケーションとしては不完全です。
ジャイロ機能を利用して、双方向のコミュニケーションが生まれるようにしているので、実機を触る重要さを感じました。
とはいえ、ジャイロ機能をデザインに組み込むのは難しそう
以上です。
今回はジャイロ機能を利用したデザインを紹介しましたが、現実的にジャイロ機能を使う場面は多くありません。
それはユーザーが気付きづらく、取り入れても直接評価されることは少ないことがあげられます。あくまでプラスアルファの要素であり、優先度は決して高くありません。
しかし、優先度が低く他がやっていないため、このように実装すると非常に目立ちます。
ジャイロ機能をデザインに組み込むハードルは高いかもしれません。
もし、新しいことをしたい、既存のサービスと差別化を図りたいという場合には検討してみても良いのかもしれません。
ご参考までに。