こんにちは、ちょこです。
このブログでは「ゲームのUIを見てみましょう」というテーマでゲームを紹介しています。少しでもゲームのUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「逆転オセロニア」の属性をわかりやすく伝えるデザインの工夫を紹介します。
「逆転オセロニア」では、駒は神・魔・竜の3つの属性に分けられています。
それぞれの属性が一見して判別できるようなデザインであったので、ユーザーの認知コストが低く抑えられているように感じました。
該当の画面を順に紹介します。
ひとつめは神属性です。
神属性のUIのベースカラーには落ち着いたトーンの黄色が採用され、背景には神秘的な建造物と、大きな窓からは天空が覗いています。
清潔感のある色使いと、神々しさを感じる背景だと感じました。
ふたつ目は竜属性です。
竜属性のUIのベースカラーは暗い赤と茶色です。
背景は岩ばかりの荒涼とした大地で、骨や尖った岩石からは荒々しい印象を受けます。
このような過酷な環境で生きられる竜の生命力の強さが感じられます。
最後は魔属性です。
魔属性のUIのベースカラーは暗い紫です。
ライティングとしては不気味さ、非日常感、暗い雰囲気が感じられます。
人間は視覚から多くの情報を得るため、暗い場所に対しては不安を感じるのかもしれません。
背景には竜属性と同様に鋭利さがあります。
ただ、竜属性と異なるのはそれが人工的に作られたものに感じられ、生活様式をうかがい知ることができます。
このように「逆転オセロニア」では、属性が瞬間的にわかるようにUIのベースカラーや背景のデザインを変えていました。
情報として、レアリティよりも属性をわかりやすく示しているため、このゲームでは属性が重要なゲームであることが伝わります。
また、色だけで属性を区別するのではなく、背景のデザインにも属性の世界観を取り入れているため、
- 世界観の没入感を高めている
- 色覚多様性に対応している
などのメリットも考えられます。
以上です。
ゲームにおいて属性の情報が重要で、ユーザーにわかりやすく伝えたいデザインを検討する際の参考になれば幸いです。