こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームのUIを見てみよう!」というテーマでゲームを紹介しています。少しでもゲームのUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「三國志 覇道」のデフォルトの選択肢を設定することで利便性が高められる事例について紹介します。
該当の画面はこちらです!
まずは画面の内容を簡単に説明します。
この画面は資源と銭を一定のレートで交換することができる画面です。
銭と交換可能な資源は以下の4種です。
- 兵糧
- 木材
- 石材
- 鉄鉱
ユーザーはこれらの資源の中から任意の資源を一種と、銭と交換する資源量を選択、決定します。
この画面において便利だと感じた点は、画面遷移時に最も所持数の多い資源がデフォルトで選択されている点です。
アニメーションで遷移時の状況を確認すると、以下のようになっています。
資源の所持数の部分を拡大します。
- 兵糧:163,226
- 木材:112,475
- 石材:90,990
- 鉄鉱:241,672
このように最も所持数の多い鉄鉱がデフォルトで選択されていることが分かります。
比較のため、別の場面も見てみましょう。
所持数はそれぞれ以下の通りです。
- 兵糧:82,792
- 木材:107,978
- 石材:105,527
- 鉄鉱:66,408
今回は木材が最も多く所持していました。
このように最も多く所持している資源を選択した状態がデフォルトになっています。
資源と銭とを交換するまでには概ね以下の工程が発生しています。
- 資源量の把握
- 資源量の比較
- どの資源を選択するのが最適かの判断
- 任意の資源の選択
- 交換する資源量の決定
- 資源と銭の交換の決定
画面遷移時に最も所持数が多い資源が選択されていることにより、1〜4の工程は省略、または簡略化ができそうです。
- 資源量の把握
- 資源量の比較
- どの資源を選択するのが最適かの判断
- 任意の資源の選択
- 交換する資源量の決定
- 資源と銭の交換の決定
実際には、所持数が最も多い資源が常に選ばれるわけではありませんが、割合としては多く選ばれる選択肢だと推測できます。
このように、デフォルト値を適切に決めることでユーザーの手数を減らすことに繋げられます。
デフォルトの値を見直すことで、デザインはそのままでも利便性を高めることができるケースがあるかもしれません。
以上です。
ユーザーの手数を減らす際のアプローチの参考なれば幸いです。