こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「グランサガ」から、ショップ画面にあったアンカリング効果を利用したデザインをご紹介します。
アンカリング効果とは…
アンカリング効果とは、先に与えられた数字や情報(アンカー)によって、その後の判断や行動に影響が及ぼされるという現象を表す心理学用語です。具体的には、判断がアンカーに近くなる傾向があります。
アンカリング効果は、人間が先に知っている情報を基準として、その後の判断を歪めてしまうという心理的な行動です。
アンカリング効果とは? ビジネスでの活用例をわかりやすく紹介 | マイナビニュース
アンカリング効果を利用することでユーザーにお得感を伝えることができます。
該当の画面はこちらです。
これはキャラクターの衣装を販売する画面です。
キャラクターが画面中心に表示され、その左右には衣装が並んでいますね。
購入までの流れをアニメーションで見るとこんな感じです。非常に手が込んだビジュアルになっており、商品の価値を高めようとしている気持ちが伝わってきます。
アニメーションで見たところ、ショップ画面トップと購入確認画面でアンカリング効果を取り入れたデザインを見ることができました。
まずはショップ画面のトップです。
陳列されている商品の下に価格と共に値引き率、どの程度の価格が値引きされているかを示しています。
それ以外にも…
- 元の販売価格が取り消し線で消されている
- 「SALE」という文字を表示し、情報の性質を端的に示している
- SALEの情報と値引き率の33%の文字色を合わせることで同じグループの情報であることを伝えている
など、細やかな工夫が隠れています。
画面右下にある購入ボタンも同様のデザインが施されています。
続いて購入確認画面です。
こちらでも基本的にはショップ画面のトップと同様のデザインになっています。
唯一先ほどのデザインと異なる点は「セールの残り時間」が表示されている点です。
「2日8時間後に終了」と表示されています。
これによりユーザーは、お得な商品を購入できるのは今だけだ、という心理「損失回避の法則」のバイアスにより、購買意欲が高まると推測します。
このように「グランサガ」のコスチューム購入画面では様々な心理学を活かしたデザインを取り入れていました。
余談ですが、ゴールドを販売しているショップの場合は、おまけのアイテムが付いてくる見せ方になっています。
これは…販売するアイテムの性質にもよるのかな…?
アンカリング効果も損失回避の法則も利用してなさそうですね。
なんとなく商品の売れ行きを気にしての対応ではないような気はしています。
詳しい方がいたら教えて欲しいです。
以上です。
ショップ画面をデザインする際の参考になれば幸いです。
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他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
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「グランサガ」のガイドラインを確認したところ、二次創作物の制作、SNSや共有サイトの投稿に関しては許諾されている旨の記載がありました。
主な参照箇所を抜粋します。
第3条 許諾および遵守事項
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