ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「クイズ de デザイン 解くだけで一生使える知識が学べる!」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中からゲームUIデザイナーさん向けに紹介する書籍はこちらです!

 

 

「クイズ de デザイン 解くだけで一生使える知識が学べる!」

amazonの商品ページのキャプチャです。2022/12/10にこの書籍を購入しています

2022/8/22に発売されているので比較的新しめ!

早速紹介していきます!

 

 

徐々に難度が上がる構成

「クイズ de デザイン」では以下の5つのチャプターつに分けられて構成されています。

  1. デザインが与える印象
  2. どうすれば意図したデザインが作れるのか
  3. デザインの専門的な知識
  4. 場所や時間を意識したデザイン
  5. ターゲットに沿ったデザイン

前から順番に読み進めていくと、徐々に難度が高くなっていくようなストーリーで構成されているように感じました。

デザインとクイズを掛け合わせた書籍は以前にも紹介しましたが、あちらはレイアウトや配色といったジャンルごとに分けられて構成されていました。

そういった意味では書籍全体での構成で差別化が図られていると感じました。

 

デザインの良し悪しを言葉にできるようになる!「もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本」 - ゲームアプリのUIデザイン

 

 

デザインのTIPSが分かりやすい

問題のあとに解説コーナーが設けられているのですが、図が的確で個人的には非常に役立つ情報がぎゅっとまとめられているように感じました。

ある程度慣れたらクイズを読み飛ばしてここだけ読んで復習する、という読み方も良いかもしれません。

「子供向けのデザイン」と大雑把に括るのではなく、2~5歳、5~8歳、8~11歳と区分けしてデザインのアプローチに違いがあることをサラッと紹介している点など、興味深いと感じました。

紹介されている情報量はごく一部だと思うので、これをきっかけとして興味の範囲を広げるのも良いかと思います。

 

どこでどのように見るもの?という視点が面白かった

個人的に面白かったのは「どこでどのように見るか」という視点が面白かったです。

グラフィックデザインだとポスターやバナーなどが多く紹介されてきた印象なのですが「運転中に見る道路広告」や「店先に置くお店の看板」など、グラフィックを見るシーンと合わせて紹介されているのが興味深かったです。

考えてみれば当たり前なのですが、改めて紹介されると新鮮でした。

 

中でも面白かったのは中吊り広告

中でも面白かったのは中吊り広告でした。

通常の視点誘導と異なり下から上に移動すること、紙面上部は隠れがちになるため、下部に情報を集める構図になっているのは初めて知りました。普段の業務で接する機会が無いとはいえ、基本の「き」のような扱いだったため、かなり恥ずかしい思いもありますが、これを発端として周辺知識も得ていきたいと思いました。

他にもシーンだけではなくターゲットに合わせるとどういったデザインパターンが考えられるか、という紹介の仕方も見ている側としては面白いと感じました。

扱われているページは僅かですが、気になる人はぜひ一度中身を見てみると良いかもしれません。

 

気軽に読んで知識の棚卸し

難易度としてはかなり気楽に読める類のもので、正答率も高くなるように設定されていると思います。

なので、知らない知識を得る、悩みを解決する、というよりは以下の様な読み方になるのかなと感じました。

  • 直感的に良いと思うデザインをきちんと言語化できるか
  • 好みに偏っている視点をニュートラルに戻せるか
  • 不足している知識の棚卸し

気軽に読めるからこそ何度読み返すことになっても疲れにくいというメリットもあるかと思います。

非デザイナーの方にもおすすめしやすい書籍です。良かったら読んでみてください。

 

 

以上です。

他の書籍も以下にまとめています。良かったらこちらもご覧ください。

appgameui.hatenablog.com