ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

日常のピクトのデザインを見直すキッカケに「世界ピクト図鑑 サインデザイナーが集めた世界のピクトグラム」

こんにちは、ちょこです!

今回、私が購入した書籍の中からゲームUIデザイナーさん向けに紹介する書籍はこちらです!

 

「世界ピクト図鑑 サインデザイナーが集めた世界のピクトグラム

amazonの商品ページのキャプチャです。2022/7/16にこの書籍を購入しています

アイコンデザインする時のヒントになりそう!

 

 

幅広くピクトが紹介されている

書籍の中では幅広いジャンルのピクトなどが紹介されています。
紹介されているのは主に以下の範囲です。

 

本のタイトルの中に「図鑑」と書かれていますが、街角で見かけたピクトを撮影し、紹介する作りになっています。
分類はされているが、アカデミックな図鑑のように網羅されているわけではありません。

デザインや著者の感想を通して、日常の中に紛れているピクトの存在を改めて認識し、ピクトの入門書のような感じで楽しむことができました。

 

「i」のピクトは海外でも使われていた

ソシャゲでは「お知らせ」や「詳細情報」を示すときに「i」を使うことがあります。
海外でも同様の文脈で共通認識されているようなので、日本のローカルデザインになっていないようなのは少し安心しました。

文字を強調する系のピクトと捉えることでデザインのバリエーションも増えそうです。
例えば日本の銭湯の「ゆ」もその一種と考えられるのかも、と思いました。

 

トイレのピクトは立ち姿

トイレのピクトも紹介されていました。

文脈から得られる情報もあると思いますが、情報を極力省いた結果の形がシンプルな立ち姿に落ち着いてるのがとても興味深く感じました。
ここから迂闊に情報は足せない…。

そう考えると、トイレのピクトを考えた人たちはどういう議論やデザインパターンを試したのか気になりました。

 

機能が多様化するとピクトにするのは難しくなる

ATMのピクトを紹介しつつ、ATMはピクトに向いていないという話も紹介されていました。理由は機能が多様化しているため。

確かにATMはポストのようにある程度外観が統一されていることもないため、ATMと書いてしまうのが一番伝わりやすい気はします。

ゲームでも機能が多様化しているコンテンツは珍しくないため、ピクト化することに向き不向きがある、という話が聞けたのは少し安心しました。

難航するものは難航しますよね…。

 

これまで考えてもみなかった視点で説明されている

AEDのピクトの紹介も興味深く読めました。

AEDのピクトはハートとイナズマを表すデザインで構成されていますが、考えてみると手とイナズマの組み合わせだと「感電」を示しますし、赤い色のデザインは「危険」という文脈にも読み取れます。赤は誘目性が高いので、目に入りやすいとも思いますが今後どのような変化を見せていくのか気になりました。

 

その他、中国の爆竹禁止のピクトの多様性、横断歩道のピクトが中折れ帽を被ってるなど、文化的な側面が見れるのも面白いです。

今までそこまで注目してピクトを見ることがなかったため、普段何気なくあるピクトをもう一度よく見直してみると、新しい発見があるかもしれないと感じました。

 

 

以上です。

他の書籍も以下にまとめています。良かったらこちらもご覧ください。

appgameui.hatenablog.com