こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「ライドカメンズ」(以下「カメンズ」)のゲームの没入感を高めるテキストライティングの事例をご紹介します。
UIデザイナーが文言を決めることは稀だと思いますが、テキストはゲームの没入感を考慮する上で重要な要素だと考えています。
以下、目次です。
「ゲーム開始日」を「エージェント就任日」と表記
「カメンズ」では、プロフィール画面内でゲーム開始日を「エージェント就任日」と表記しており、ゲームの没入感を大事にしていると感じました。
この場合の没入感とは、プレイヤーがエージェントとなり仮面ライダーと交流する世界観の尊重、とも言えるかもしれません。
▲プロフィール画面にて、ゲーム開始日をエージェント就任日と表記
デザインを取り入れる場合の懸念点も考えてみた
この手のデザインは他のゲームでも見られ、このブログでも何度か紹介してきましたが、今回は懸念点も整理してみたいと思います。
懸念点としては個人的には以下の3点が考えられます。
- ローカライズする際に微妙な機微が必要になる可能性がある
- 正確性に欠ける表現のため、ユーザーの誤解を招く可能性がある
- 学習コストに影響がある可能性がある
-
ローカライズする際に微妙な機微が必要になる可能性がある
採用する文字列によってはローカライズ時の難度が高まり、逆に没入感を下げる懸念が考えられます。世界観と現地ユーザーの受け取り方を考慮した微妙なニュアンスが求められる。
また、ネイティブであれば文脈から意味が理解できるが、ネイティブでないユーザーから見た時に誤解を招く可能性も考えられます。 -
正確性に欠ける表現のため、ユーザーの誤解を招く可能性がある
「エージェント就任日」は一種の比喩表現であり、正確な表現ではありません。
正確な表現でないため、正確性についてはユーザーの解釈に委ねられてしまう点で、やや採用ハードルの高いデザインになるかもしれません。 -
学習コストに影響がある可能性がある
ゲーム全体でゲーム内用語を多用する場合、覚える単語が増えるためユーザーの学習コストが高まってしまうかもしれません。
懸念の程度はケースバイケースですが、例えばユーザーが「ゲームを始めた日」について調べたいと思った場合、「エージェント就任日」はまず出てこないと思います。
色々考えてみましたが、個人的には「カメンズ」の場合はそこまで懸念する理由がないため、採用しやすいデザインだったのかもしれません。
デザイン案のひとつとして覚えておいていただけると良いのかもしれません。
最後に、他のゲームでの事例もタグでまとめておきます。
事例が気になった方はご参照ください。
以上です。
ゲームの没入感を高めるためのテキストライティングの参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「ライドカメンズ」のガイドラインを確認したところ、ブログの記事(文書)に利用可能な旨が書かれていました。
主な参照箇所を抜粋します。
10. お客様は、本アプリからキャプチャーした静止画、動画(以下「本キャプチャー」)をウェブサイト、プラットフォーム等で公開することができます。但し、第9項に定める事項に加えて、以下の事項に当てはまる本キャプチャーの公開は禁止といたします。また、本アプリで使用されている静止画、動画やストーリー等そのものを閲覧させることのみを目的として本キャプチャーを公開することを禁止いたします。
「ライドカメンズ」ユーザー生成コンテンツガイドライン | NEWS | ライドカメンズ | BANDAI
これによりゲーム画面のスクリーンショットのブログの利用についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。