こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「フェスティバトル」(以下「フェスバ」)から配信&視聴機能ついてご紹介します。
以下、目次です。
結論
目次だけでも長いですね。先に結論から書きます。
- ゲーム内で配信、視聴できる機能は個人的には斬新に感じた
- ユーザーからも配信でキャラの立ち回りが分かる、という意見があった
- しかし、配信、視聴はゲームの本筋ではないため、機能自体が直接的に評価されていないように見える
- 特に配信、視聴報酬についてネガティブな意見が中心であった
という感じです。それでは詳細を説明します。
機能概要
「フェスバ」には配信機能と視聴機能があります。視聴機能はゲーム内では「フェスCh」と呼ばれており、画面下部のフッター、ホーム画面の比較的優先度の高い位置に配置されています。
外部サービスを利用せず、アプリ内で配信と視聴が完結するゲームは初めて見ました。
珍しい機能なので、機能の説明からします。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲「フェスバ」のホーム画面
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲「フェスCh」ボタン
配信機能について説明
フェスChの概要を紹介します。
ゲーム内では以下のように紹介されています。
フェスティバトルでは、ゲームの中で配信&視聴をすることができます。
「はじめて配信をするときのコツ」を読んで、配信デビューしてみましょう!
続いて見出しの紹介です。以下の6項目に分けられています。
それぞれの全文を紹介すると長くなるため、ここでは見出しの紹介に留めます。
- 配信を始める前に
- 配信のメリット
- バトル配信がおすすめ!
- 視聴者さんと楽しく交流!
- お気に入りを呼びかけましょう
- 視聴者さんと一緒に遊ぼう!
以上です。
ゲーム内のキャプチャを載せましたので、より詳しく知りたい場合は画像を拡大して確認してみてください。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲配信のコツのダイアログ
視聴機能について説明
次に視聴機能について説明します。
ゲーム内ヘルプを確認すると、以下の見出しで構成されていました。
- トップページ
- 視聴画面
- おすそ分け報酬
- ギフトスタンプ
- チョイス
以上です。ゲーム内用語もありますね。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
項目だけだとどのような機能があるのか分かりにくいため、ヘルプ内容を紹介します。
1:トップページ
ホーム画面から【フェスCh]をタップすると、フェスCh画面に移動します。
サムネイルをタップすると、配信を視聴できます。
※13歳未満の方は視聴機能を利用できません■カテゴリで見る
配信をカテゴリ別に探すことができます。
カテゴリは、ピックアップ、人気、お気に入り、新着、バトル、雑談、ガチャがあります。・ピックアップ
各カテゴリからおすすめの配信を5枠ずつピックアップして表示します。・人気
ボルテージランキングが高い順に配信を表示します。
ボルテージの詳細は、ヘルプ内の[ボルテージ]項目をご確認ください。・お気に入り
お気に入り登録中のプレイヤーの配信を表示します。
配信開始時に設定した配信カテゴリ別に配信を表示します。
※配信のボルテージが高いほど目立つ位置に表示されやすくなります。■ヒーローで見る
配信中のプレイヤーが使用しているヒーロー別に配信を表示します。
※配信のボルテージが高いほど目立つ位置に表示されやすくなります。
以上が視聴機能のトップページ画面に関する説明です。
以下にトップページのキャプチャも載せます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲トップページ画面
2:視聴画面
①視聴画面
配信が映し出されます。②コメント欄
視聴者のコメントの履歴が表示されます。③チャット記入欄
タップすると32文字のコメントを送信できます。横の吹き出しボタンをタップするとチャット定型文を送信できます。④エール
エールを送ると、配信のボルテージが少しだけ上昇します。⑤ギフトスタンプ
ギフトコインを消費することで、配信者にギフトスタンプを贈れます。 ギフトスタンプを送ると、配信のボルテージが上昇し、さらに配信者にギフトptが加算されます。⑥視聴リワード
配者のバトルリザルトやナイスプレイを視聴することで、視聴終了後に、ヒーローEXPやバトルパスポイントなどがもらえます。⑦現在の配信ボルテージ
現在の配信のボルテージが表示されます。
以上が視聴画面に関する説明です。
以下に視聴画面のキャプチャも載せます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲視聴画面
3:おすそ分け報酬
番組内でバトルを視聴すると、リザルトで配信者の使用したヒーローのEXPや、バトルパスポイントのおすそ分けがもらえます。
配信者がバトルに勝利したり、自分が「オープニングチョイス」の予想に成功したりすると、もらえるおすそ分けの量が増えます。
報酬獲得条件を満たすと、以下のようなダイアログが画面に表示されます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲おすそ分け報酬のダイアログ
4:ギフトスタンプ
配信画面では、ギフトコインを消費して配信者にギフトスタンプを贈ることができます。
ギフトスタンプを贈ると、配信のボルテージが上がり、さらに配信者にギフトポイントが加算されます。ボルテージ、ギフトポイントの詳細は、ヘルプ内の各項目をご確認ください。
ギフトスタンプのラインナップは、一定期間で入れ替わることがあります。
ギフトコインは、主にログインボーナスで獲得できます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲ギフトを選択するハーフモーダル
5:チョイス
バトルを視聴中のプレイヤーは、「チョイス」に参加できます。
チョイスは、オープニングチョイスとデスティニーチョイスの2種類があります。■オープニングチョイス
バトル開始時にすべての視聴者に発生します。
配信者のバトルの順位などを予想できます。
予想した順位が的中すると、リザルトでもらえるおすそ分けの量が増えます。■デスティニーチョイス
バトルの中盤でランダムで選ばれた視聴者に発生します。
バトル中に発生するボーナスチャレンジを選択するなど、バトルに介入することができます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲デスティニーチョイスの例。縮小エリアを選択できるなど様々な選択が用意されている
以上です。配信&視聴機能のイメージが伝われば幸いです。
配信&視聴機能に対するユーザーからの評価
インタビュー記事の紹介
次にユーザーからの評価を確認します。
まずは配信者へのインタビュー記事を紹介します。おそらくプロモーション記事なので主にメリットが取り上げられている印象を受けました。
『フェスティバトル』が“ゲーム配信入門”に最適な理由とは? RaMuが語る「フェスCh」の魅力&おすすめポイント|Real Sound|リアルサウンド テック
上記のインタビュー記事を読むと、配信機能についてのメリットは主に以下の4点にまとめられます。
- PCを用意する余裕がない人でも配信できる
- キャプチャーボードなどの周辺機器機材が不要
- 配信を視聴しているとキャラクターの経験値が獲得できる仕組みがあり、視聴者側にも直接的な利益がある
- サムネイルが簡単に作れる
キャプチャーボードなどの機材手配といった、視聴者側では気づきにくい配信者側ならではの視点が興味深く感じられ、参考になりました。
ユーザーレビューからの意見
ユーザーレビューをもとに、ユーザーの満足度を推し量ってみたいと思います。
リリースから2024/10/25までのAppStoreとGooglePlayのレビューを確認し、以下の3つに分類しました。
- キャラに対する意見
- 配信機能や環境に関する意見
- 視聴報酬に関する意見
それぞれ内訳を紹介します。
1:キャラに関する意見
- ○:キャラの使い方が学べる
- ○:配信者と視聴者の好みのキャラが一致しやすく、コミュニケーションが図りやすい
2:配信機能や環境に関する意見
- ○:ゲーム配信を一つのアプリで行える
- △:YouTubeで良いのではないか?
- ×:ゲーム内で配信、視聴が完結するため、YouTubeなどの既存プラットフォームでの盛り上がりに欠ける
- ×:ゲーム内でしか配信が観れない
3:視聴報酬の設計に関する意見
- ×:視聴報酬が魅力的でない
- ×:報酬を得るために視聴するのが面倒
- ×:配信できない端末だと報酬が得られない
概ね上記の通りです。
意見の過多や程度について補足します。
配信機能に対する意見は少なく、どの意見が多いといった偏りはあまり無いように感じました。ですので、各要素の満足度についてまとめるなら以下の通りになります。
- 【満足】キャラの攻略情報が得られる
- 【賛否両論】ゲーム内の配信機能
- 【不満】配信、視聴すると得られる報酬設計
個人的な感想
以下は自分の感想です。
- ○:視聴者がゲームに参加できる要素が楽しい
- △:アーカイブがなく、共通体験を得るのが難しい
- △:アプリの容量が気になる
- △:視聴するモチベーションが湧きにくい
機能の新規性や楽しい部分はありますが、全体的には受動的に楽しむ要素が主で、能動的に楽しみにくいと感じました。以下、それぞれ補足します。
1:視聴者がゲームに参加できる要素が楽しい
先のインタビュー記事の中に触れられていない点のひとつとして、視聴者がゲームに関与できる要素(ディスティニーチョイス)が楽しいと感じました。
これはYouTubeの配信ではおそらく得にくい体験ではないかと考えます。
©COLOPL, Inc. ©MIXI
▲抽選で選ばれた場合、ゲームに関与できる
2:アーカイブがなく、共通体験を得るのが難しい
ゲーム内にアーカイブが無く共通体験を得るのが難しいと感じました。
例えば奇跡的な逆転や、上級プレイヤー同士の白熱した戦いなどは配信中に視聴していないと、基本的に知る機会がありません。既存サービスと比較して面白い動画を見つけるのは困難な印象です。
3:アプリの容量が気になる
視聴するためにはアプリをインストールする必要があります。
「フェスバ」の容量を確認したところ、ゲームの容量は3.51GBでした。
昨今のゲームとしては軽量な部類だと考えます。
ただ、TikTokが737MB、YouTubeは612MBでした。
動画アプリと比較すると4~5倍程度の容量を必要とするため、目的によってはアプリの容量が気になると感じました。
4:視聴するモチベーションが湧きにくい
個人的には視聴するモチベーションが湧きにくいと感じました。
なんというか…観たいTV番組がやってなかったらTVを消して他のことをする感覚に近いです。
可処分時間も限られているため、ゲームをやる選択肢の優先度が高くなり、配信の視聴は優先度が下がる、という感覚です。この辺りは目当ての配信者がいるかなど、個人の事情によって優先度は変わると思います。
配信機能の感想まとめ
最初にも書きましたが、配信機能の感想は以下の通りです。
- ゲーム内で配信、視聴できる機能は個人的には斬新に感じた
- ユーザーからも配信でキャラの立ち回りが分かる、という意見があった
- しかし、配信、視聴はゲームの本筋ではないため、機能自体が直接的に評価されていないように見える
- 特に配信、視聴報酬についてネガティブな意見が中心であった
「ゲームは自分でプレイするより観てる方が好き」「配信しつつ、他のプレイヤーと同じゲームで遊ぶのが好き」というユーザーもいると思うので、配信の価値自体はあると考えています。自分も苦手なゲームはプレイするより観る方が好きです。
今のゲームの範囲を改めて考えるきっかけにもなりました。
以上です。
配信&視聴機能の実装を検討する際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「フェスティバトル」のガイドラインを確認したところ、プレイ画像の投稿が可能な旨が書かれていました。
主な参照箇所を抜粋します。
◆『フェスティバトル』アプリ内でのプレイ動画の投稿等
『フェスティバトル』に登場するすべてのキャラクターを使用する『フェスティバトル』のプレイ動画を対象とします。◆YouTube等の外部プラットフォームを利用したプレイ動画の投稿等
『フェスティバトル』に登場するキャラクターのうち、「白猫プロジェクト」と「モンスターストライク」の ゲームオリジナルキャラクターを使用する『フェスティバトル』のプレイ動画を対象とします。
『フェスティバトル』とのコラボを含む、上記 以外のキャラクターを使用するプレイ動画は、本ガイドラインの対象外とさせていただきます。◆プレイ画像の投稿等
上記「YouTube等の外部プラットフォームを利用したプレイ動画の投稿等」と同様とします。
これによりゲーム画面のスクリーンショットのブログの利用についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。