ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~(レスレリ)」プラットフォームやデバイスによってUIの見た目や挙動にどのような違いがあるか比較しました

こんにちは!ちょこです!

このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!

 

今回は「レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~」(以下「レスレリ」)からプラットフォームやデバイスによって、UIにどのような違いがあるか気付いた範囲でまとめてみました。

「レスレリ」は今まで記事にしてきたゲームの中でもかなりシンプルな対応でした。
複数のプラットフォームでリリースする際、優先的に対応する要素を検討する際の参考になれば幸いです。

以下、目次です。

 

1:メニュー画面はゲームを終了するボタンの有無に違いがある

メニュー画面を見たところ、Steam版にのみ「ゲーム終了」のボタンがありました
以下はiOS版とSteam版を比較した画像です。

iOS Steam版

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このような違いが生まれる理由については詳しく知りませんが、おそらくSteamのセーブデータを正しく保存するために必要なのだと考えます。
UIデザイナーとしては、プラットフォームによって「ゲーム終了」のボタンの有無に違いがある、ということを覚えておくだけでも良いのかもしれません。

 

2:コントローラーは非対応

「レスレリ」はコントローラー非対応でした。
今のところアクション操作を求められる場面は見られないため、コントローラー非対応で困ることは起きていません。

ゲームによってはPCでプレイできるようにするといっても、必ずしもコントローラー対応が必要なわけではないようです。

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▲Steamの公式ページ

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▲Steamの公式ページにもコントローラーはサポートしていない旨が書かれている

 

3:キーボード対応はほぼなし

「レスレリ」はキーボード入力に対応している箇所はほぼありませんでした。
以下、それぞれ操作を確認した場面です。

画像 説明

  • 会話画面でENTERキーやスペースキーを押しても反応がない

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  • キーコンフィグ機能が見当たらない

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  • BackSpaceキーで階層が戻れない

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  • フィールド画面にてキャラをWSADキー、矢印キーで操作できない

 

唯一、Escキーでゲームを終了できることは確認できました。
ゲームを終了させるたびに使用するため、優先度が高い対応なのかもしれません。

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▲Escキー入力でゲームを終了できる

 

4:Steam版ではマウスカーソルを表示

Steam版ではマウスカーソルが表示されていました。Steam版の場合、基本的にはマウスカーソルで操作します。
デザインはシンプルで特に世界観が強調されているようには見えませんでした。
スマホの開発に慣れていると見落としがちなUIのひとつかもしれません。

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▲マウスカーソルで操作する

 

5:キーコンフィグ機能なし

キーコンフィグ機能は見当たりませんでした。

「レスレリ」のようにコントローラーやキーボードに対応していない場合、そもそも割り当てられるキーを変更できるないため、キーコンフィグ機能の必要性もなくなるのだと思います。

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▲Steam版のオプション画面。キーコンフィグは見当たらない

 

6:オプション項目差分あり

iOS版とSteam版のオプション画面を比較したところ、3点の違いがありました。

  1. Steam版は画面設定がある
  2. Steam版は120fpsまで設定できる
  3. iOS版は端末に通知が届く設定がある

それぞれ説明します。

6-1:Steam版は画面設定がある

Steam版はスクリーンタイプを設定できる項目がありました。

iOS Steam版
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項目なし

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スクリーンタイプは以下の2パターンから選べます。

  1. ウィンドウ
  2. フルスクリーン

また、画面解像度は以下の7つのプリセットから選べます。

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  1. 1920×1080
  2. 1600×900
  3. 1400×1050
  4. 1280×960
  5. 1280×720
  6. 1024×768
  7. 960×540

どれも横長のウィンドウサイズですね。
縦が長くなることでキャラクターの足元が見える、横が長くなることで周辺の背景が見えるなど、それぞれのメリットがありそうです。

 

1280×720 1400×1050

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▲画面比率が変わることで見える範囲が変わる

 

6-2:Steam版は120fpsまで設定できる

Steam版は最大フレームレートが120fpsまで設定できます。

スマホでも120fps出せる端末もあるため、端末設定を参照して出し分けている可能性も考えられますが、「レスレリ」ではその可能性は低い気がしています。

iOS Steam版
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▲Steam版では120fpsまで設定できる

 

6-3:iOS版は端末に通知が届く設定がある

通知タブを見ると、通知バッジと端末の通知機能を兼ねていることが分かります。
てっきり端末側への通知の設定かと思っていたのですが予想外でした。

当然ではありますが、Steam版には端末への通知設定は表示されていません。

iOS Steam版
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f:id:appgameui:20250210073249p:image 表示なし

 

7:iOS版にはジャイロ操作がある

iOS版ではキャラ撮影時にジャイロ機能が有効でした。
ジャイロ操作を有効にすると画面がZ軸方向に傾き、キャラの足元まで撮影できます。

Steam版にはジャイロによるZ軸の回転機能はなく、UIも表示されていません。

iOS Steam版
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アイコンの表示がない

 

ジャイロ機能を有効にした時の画面の見た目はこちらです。
実際には端末が傾いているため、gif画像ほど違和感を感じにくい見た目になっていると思います。

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▲ジャイロ機能オン(画面酔い注意)

 

8:iOS版ではSNS投稿ができる

iOS版には「SNS投稿機能」が用意されている箇所があります。
確認できたのは以下の2箇所です。

  1. 写真撮影成功時
  2. プロフィール画面

それぞれ表にして比較してみました。

iOS Steam版
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iOS Steam版

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もしかしたら他にもあるかもしれませんが、なんにせよSteam版にはSNSに投稿するための導線は見つかりませんでした。

 

9:画面の向き変更は縦横比の変更で対応

「レスレリ」の交流画面にて画面の向き変更の機能がありました。
iOS版で先に見つけたときは「Steam版はどうするのかな?」と思っていたのですが、ウィンドウの縦横比を変更して対応していました。

iOS Steam版
f:id:appgameui:20250210082507p:image

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f:id:appgameui:20250210082509p:image

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この発想はなかった…!初めて見ました。
PCゲームだと一般的な対応かもしれませんが、スマホやコンシューマーにはない対応だと思います。

 

10:ヘルプ画像や文言は同じ

ヘルプはiOS版、Steam版ともに同じものが使われていました。
iOS版とSteam版とでゲーム画面の見た目には大きな違いはないため、ヘルプの差分を用意する理由が生まれなかったのだと考えます。

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▲ヘルプ画面

また、各種用語についてはスマホ版を先にリリースした関係もあるのか、スマホ基準の用語で統一されていました。正確な表現ではないかもしれませんが、文脈を理解して意味は通じるため、ゲームを遊ぶ上では支障がないかと思います。

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▲Steamでプレイしていても「タップする」と表記されている

▲公式ツイート。Steam版は2024/1/10にリリース

 

11:まとめ

見る限り「レスレリ」はかなりシンプルな対応に感じました。
コントローラー対応をなくすだけで連鎖的に対応項目がなくなっていく印象を受けました。

過去に色々と事例を紹介してきましたが、対応がリッチなものが良いとは限らないと思います。対応項目が多いほど時間もかかりますし、その分ユーザーに届ける時間も遅れます。

そういった意味では、対応すべき項目の優先度がかなりしっかりと定められているとも感じました。

 

以上です。
モバイルとPCのUIの違いについて知りたい方の参考になれば幸いです。

 

このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。

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