ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「ポケモンユナイト」快適なマッチング環境を用意することもUIの一部だと思うのと、見た目の工夫を3点あげてみた

こんにちは!ちょこです!

 

このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマで毎日ゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!

 

今回は「ポケモンユナイト」から、フェアプレイポイントを表示している画面を紹介します。
この「フェアプレイポイント」とは、オンライン対戦においてのインセンティブ、あるいはペナルティを管理するポイントです。

ポイントが高ければマッチングしやすく報酬も得られますが、ポイントが低ければマッチングに制限が課せられ、報酬も得られません。

 

該当の画面はこちらです。

f:id:appgameui:20211231100452p:image

 

画面のビジュアルデザインに注目してみます。
ユーザーの認知、行動に影響するデザイン上の工夫について、大きく3点あげます。

 

1:色を使って瞬時に内容を理解させる工夫

まず1つめは色の使い方です。
画面を眺めると中央に数字の範囲と色を分類分けしているのが目に入ります。

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文字を読んでみると数字の範囲によって、メリットデメリットが大きく分かれています。

  • 90~100はフェアプレイポイント報酬あり
  • 80~89はフェアプレイポイント報酬なし
  • 60~79はランクマッチ参加禁止
  • 0~59はスタンダードバトルのランダムマッチ参加禁止

ただ、恐らく多くの方は文字を読む前に色を見た時点でなんとなく色の分けされている意味を推測して文字を読んだのではないでしょうか。
上から順に、緑、水色、黄色、朱色と並んでいます。

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これが仮に色が付いておらず箇条書きになっていると、文字を読み内容を理解して良し悪しを判断することになります。

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色があることでメンタルモデルが働き、見たことない情報でも瞬時に役割が分かるかなと思います。

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2:「優秀」というラベリングの工夫

もう一つは「優秀」というラベリングの工夫です。

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正直なところ、90~100は開発側がユーザーに求める基本的な振る舞いであり、ある意味では「標準」的とも言えます。
しかし、ここでの評価は世間一般にあるような相対評価ではなく絶対評価にすることが可能です。

なので、仮に多くのユーザーがこの帯域に居たとしてもそれは「平均」ではなく「優秀」というラベルリングをするが可能です。

 

行動分析学的に人間は自分にとって良いとされる行動を強化します。
例えば、ゲームから「優秀」と評価されることにより、自身が嬉しい気持ちになれば、ユーザーはその「優秀」という評価を得続けたい、という気持ちがはたらき、行動につなげられます。

 

「100」という数字だけではなく、「優秀」というラベリングをすることで、ユーザーの行動を強化、誘導しているのだと感じました。

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3:報酬を見せる

3つめは高評価を得ることで獲得できる報酬を見せる点です。

画面下部には「フェアプレイポイントが90以上のとき、報酬をもらえます。」と記載され、報酬内容も表示されています。

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報酬が得られることだけではなく、報酬をビジュアルで見せることでユーザーにインセンティブを獲得したいという心理に訴えかけているように見えます。

これも、ユーザーが高いフェアポイントを目指すモチベーションに繋がっているのだと感じました。

 

 

このようにマッチング調整をしていることをユーザーに見せ、自己評価と客観的な評価の差を埋めようとしているのは面白い試みだと感じました。

 

UIデザインの守備範囲は見た目を綺麗にすることだけではありません。
ユーザーにとってサービスをより良くする点も含まれていると考えます。

 

そういった意味で、ユーザーが快適にプレイできるようにマッチング環境を整えることもUIの一部とみなすことが出来ると考えたため、今回ご紹介させていただきました。

 

 

以上です。

快適なゲームマッチング環境を用意するための参考になれば幸いです。

 

このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。

他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。

 


権利者さまへ

 

以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。

ポケモンユナイト」のガイドラインを確認したところ、ゲーム実況の配信、動画投稿に関しては許諾されている旨の記載はありました。

 

Pokémon UNITEの動画や静止画の利用に関するガイドライン | 『Pokémon UNITE』公式サイト

 

主な参照箇所を抜粋します。

非営利目的に限り、動画共有サイトを含むウェブサイトやSNSへPokémon UNITEに関する動画や静止画を投稿することができます。ただし、YouTubeニコニコ動画等が正式に提供するパートナー機能等を使用する場合には、投稿による収益化も可能です。

 

以下は確認したガイドラインページのキャプチャです。

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「ポケモンユナイト」ロードの進捗状況に合わせて、プログレスバーの上にいるピカチュウも進んでいくエンタメ感あるデザイン

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今回は「ポケモンユナイト」から、プログレスバーのデザインを紹介します。

ここで言うところの「プログレスバー」とはゲーム起動時のロード中に表示されるゲージを指します。

 

該当の画面はこちらです。

f:id:appgameui:20211231100518p:image

 

画面下部にプログレスバーが表示されているのが分かるかと思います。
主に以下の5つの要素で構成されています。

  1. 進捗状況がわかるゲージ
  2. 進捗状況がわかる数字(30%)
  3. 状況が分かるテキスト(更新データをダウンロード中)
  4. 通信速度(速度526.6KB/s)
  5. ピカチュウが走る姿

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特に注目したいのは「5:ピカチュウが走る姿」です。
アニメーションで見るとこんな感じです。

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分かりやすいように拡大します。
プログレスバーの進行状況に応じて、ピカチュウが走っている位置も進んでいます。

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プログレスバーの要件としてはこのピカチュウを表示する意味はないのですが、ゲームらしくエンタメ感のある演出だと感じます。

このように、ゲームUIはしばしば「ゲームらしさ」「ゲームの世界観」といった情報を付与することがあります。

 

以上です。

プログレスバーのデザインの参考になれば幸いです。

 

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Pokémon UNITEの動画や静止画の利用に関するガイドライン | 『Pokémon UNITE』公式サイト

 

主な参照箇所を抜粋します。

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「ポケモンユナイト」季節感を背景に取り入れるだけではなく、ミッションの進捗状況に応じてツリーにライトが点く演出もあるデザイン

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今回は「ポケモンユナイト」から、季節感あふれるホーム画面のデザインを紹介します。ソシャゲの運用において季節感は重要視されがちです。

例えば、以下のような特徴があるのかな、と考えます。

  • デザインが変わることで話題作りになる
  • 現実の世界観と陸続きにさせたい

 

該当の画面はこちらです。

f:id:appgameui:20211231100457p:image

ホーム画面の背景がクリスマスシーズンのデザインになっていました。

 

注目したいのは画面左側に表示されているツリーです。
電飾が消えているので寂しいなー、と感じませんか?

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実はこれ、ミッションの達成状況と連動しているんです。
ツリー下部にある「ライトアップチャレンジ」のパーツをタップすると画面が遷移して、ミッションの内容が確認できます。
f:id:appgameui:20220102224815p:image

 

ミッションの達成状況に応じて明かりが点きます。

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過去、季節感のあるデザインは見かけましたが、ゲームに干渉するデザインは初めて見ました。面白い試みだなと感じました。

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ちなみに季節感を出している画面は他にもあります。
例えばタイトル画面も特別なデザインになっています。

タイトル画面はゲーム開始直後に表示されるデザインであるため、初頭効果によって強く印象に残ると考えられます。

季節感を強調するためには適切な画面かと思います。

f:id:appgameui:20211231100511p:image

 

 

以上です。

季節感をデザインに取り入れる際の参考になれば幸いです。

 

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Pokémon UNITEの動画や静止画の利用に関するガイドライン | 『Pokémon UNITE』公式サイト

 

主な参照箇所を抜粋します。

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以下は確認したガイドラインページのキャプチャです。

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「ガーディアンテイルズ」クリスマスっぽいホーム画面のデザイン紹介

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今回は「ガーディアンテイルズ」通称「ガデテル」から、季節感あふれるホーム画面のデザインを紹介します。ソシャゲの運用において季節感は重要視されがちです。

例えば、以下のような特徴があるのかな、と考えます。

  • デザインが変わることで話題作りになる
  • 現実の世界観と陸続きにさせたい

 

該当の画面はこちらです。

f:id:appgameui:20211227094737p:image

 

このようにクリスマス風に飾り付けがされています。

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夜になるとライトアップもされます。

f:id:appgameui:20211227094729p:image

1月に入ってもこのままだったので、お正月版のデザインは無さそう。

 

さいごに季節感を取り入れるデザインについて、より詳細に調査したレポートがあったので紹介しておきます。

jp.gamesindustry.biz

 

今年は,UAのサイクルが短いことは分かっていたので,インパクトをテストするために,ハロウィンの時期にテーマを設定して実験した。これらのクリエイティブは約1週間しか表示されないので,将来的に,こういったものに時間と労力を費やす価値があるかどうかという課題があったのだ。ネタバレ注意:その価値は十分にあった。

 

季節感を取り入れる効果について計測しているゲームがどれほどあるのか分からないのですが、ゲームのシステムやアプローチの仕方によっては効果的である、と分析した事例もあるようです。

 

以上です。

季節感をデザインに取り入れる際の参考になれば幸いです。

 

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以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。

「ガーディアンテイルズ」のガイドラインを確認したところ、ゲーム実況の配信、動画投稿に関しては許諾されている旨の記載はありました。

 

ガーディアンテイルズ 二次創作ガイドライン

 

主な参照箇所を抜粋します。

「ガーディアンテイルズ」を利用した、ゲーム実況の配信及び動画投稿は、個人や法人など利用者の所属や営利・非営利など収益に関わらず、以下の事項に抵触しないかぎり、事前の連絡なく自由に行っていただけます。個人、非営利目的以外に商業的な利用を希望する場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

以下は確認したガイドラインページのキャプチャです。

ガーディアンテイルズの二次創作ガイドラインのキャプチャです

ブログの投稿に関して具体的な記載はなかったため、念のため問い合わせをしたところ、スクリーンショットの掲載について特に制限を設けていないことを確認致しました。(メールの無断転載は禁止されていた為、内容の掲載は致しません)

 

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