ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(シャニソン)」レビューに誘導するイラストが新ユニットのコメティックだった

こんにちは!ちょこです!

このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!


今回は「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(以下「シャニソン」)からレビュー誘導のダイアログのデザインをご紹介します。レビューの数や評価を高めたい開発者が多いのか、しばしば見かけるデザインです。

以下、概要です。

 

イラストには新ユニットが描かれている

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こちらが「シャニソン」のレビュー誘導ダイアログです。
アイドルが描かれた魅力的なイラストが目を引きます。

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描かれているユニットがナビキャラではないのが意外でした。
…というのも、ここで描かれているキャラクターは新ユニットのアイドルたちです。

アイドルたちは基本的には公平に描かれることが多いため、こういった場面ではナビキャラか、アイドルを描いたとしてもチュートリアルでプロデュースする「イルミネーションスターズ」を描くのが無難な気がしていました。

疑問に思って開発者インタビューを読んでみたところ、新しいユニットを訴求したい意図が感じ取れました。以下は開発者のインタビュー記事です。

『シャニソン』高山祐介氏インタビュー。『シャニマス』らしいリズムゲームを目指して開発。コメティックは、ルカに本当の意味での居場所を作ってあげたいという想いから誕生など、開発経緯や秘話を聞いた。(ファミ通.com) - Yahoo!ニュース

『シャニマス』コメティックが今冬に登場決定。『シャニソン』に参加が発表されていた新ユニットがenza版にも登場 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

記事のタイトルにも新ユニットやユニットに所属するアイドルに触れられている通り、ユーザーの関心度が高く、開発側としてもアピールしたい要素だと考えられます。

レビュー誘導ダイアログにどのようなイラストを表示するのが適切か、と考える際の視点の幅が広がったように感じました。

 

イラストにアイドルからのメッセージが書かれている

ダイアログを見ると、2つのメッセージが書かれています。
1つ目はダイアログに書かれているメッセージです。

お楽しみいただけていますでしょうか?
引き続き改善に努めてまいります。

 

もうひとつはイラストの中に書かれているメッセージです。

プロデューサーさん
よろしくお願いします!

文脈から察するに、イラストの外の文字は運営からのメッセージ、イラストの中の文字はアイドルからのメッセージと解釈できるかと思います。
おそらく「近接の法則」が自然にはたらいているものと推測します。
これは近くに配置されている情報は同じ仲間だと認識する、という法則ですね。

また、アイドルからのメッセージと解釈すると、「単純接触効果」によりメッセージの内容も肯定的に受け入れやすくなる可能性が考えられます。

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このようにユーザーにメッセージを伝える際は、メッセージの内容だけではなく「誰からのメッセージであるか」も意識するとより良いのかもしれません。

 

イラストはボタンが埋もれないような配色

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このダイアログでは魅力的なイラストも重要な要素ですが、ボタンを押してもらうことも重要です。

ボタンは元々やや目立つ色ですが、イラストの配色やコントラストがボタンの色よりも控えめでデザインされているため、ボタンに視線が向きやすくなっています。

このように、ボタンが埋もれない程度のトーンでまとめられているのも興味深いデザインだと感じました。

 

ダイアログを表示するタイミングはガチャを引いた直後

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背景がボケていて分かりにくいのですが、レビューを誘導するダイアログを表示するタイミングはガチャを引いた後でした。

ガチャ結果に満足していればポジティブなレビューを書いてくれる、という期待があるのかもしれません。
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ガチャ結果の直後に限らず、何かしら達成感を感じてユーザーがポジティブな感情を抱いているタイミングに表示するなど、「いつどのようにレビューに誘導するか」も重要な要素なのかもしれません。

 

以上です。
レビューに誘導するダイアログをデザインする際の参考になれば幸いです。

 

このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。

 


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以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」のガイドラインを確認したところ、以下の記載がありました。

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【「アイドルマスター」シリーズ】「ゲーム実況ポリシー」の変更に関するお知らせ | 【公式】アイドルマスター ポータル(アイマス)

ゲーム実況ポリシー | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

 

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バンダイナムコエンターテインメントゲーム実況ポリシーです。アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prismにも適用されています。2022年1月26日制定版です

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「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(シャニソン)」チェックボックスよりも顔アイコンが目立つフィルタ画面 『シャニマス』から引き算をしたデザイン

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今回は「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(以下「シャニソン」)からアイドルの情報をフィルタする画面のデザインをご紹介します。
名前だけではなく、顔アイコンがあるとより直感的に分かりやすくなるのかも、と感じました。
何度か同じようなデザインを紹介しているので、興味があったら他のタイトルのデザインも見ていただければと思います。

以下、概要です。

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顔アイコンが表示され直感的に分かりやすい

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「シャニソン」のアイドルたちのフィルタ画面は、アイドルたちの名前だけではなく顔アイコンやユニットのモチーフも表示されています。

直感的に分かりやすく伝える工夫がされていると感じました。

 

アイドルたちの名前を覚える前のユーザーにとって分かりやすい

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▲名前が表記されているのでわかりやすい

アイドルの顔アイコンの隣にアイドルの名前が表示されている点も、分かりやすいデザインだと感じました。

アイドルの数が多いと最初から全員の名前を覚えるのは困難かなと思います。
実際、この画面で表示されるアイドルは2024/3/7時点では28名います。
全員の名前を覚えるのはしばらく時間がかかりそうです。

アイドルの中には初見で読めないキャラクターもいますし、ユーザーの年齢によっては学校で習っていない漢字が使われているケースもあります。

顔アイコンを表示することで学習コストが抑えられ、名前が読めなくても任意のアイドルを選択することができます。

 

キャラのイメージカラーは取り入れられていない

「シャニソン」のフィルタ画面をよく見ると、アイドルごとのイメージカラーは取り入れられていません。
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▲「シャニソン」のフィルタ画面

「シャニソン」よりも前にリリースされている「シャニマス」にはイメージカラーが採用されています。
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▲「シャニマス」ではアイドルごとのイメージカラーが採用されていた

イメージカラーよりもアイドルの顔アイコンの優先度を上げたかったのだろうか…?

 

アイドルの顔アイコンの優先度を上げたかった可能性

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先ほど「イメージカラーよりもアイドルの顔アイコンの優先度を上げたかったのだろうか…?」と書きましたが、それを裏付ける材料として「チェックボックスと顔アイコンの大きさの違い」があげられます。

「シャニソン」の画面をよく見ると、チェックボックスよりも顔アイコンの方が大きくデザインされています。

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▲「シャニソン」はチェックボックスよりも顔アイコンの方が大きく目立つデザイン

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▲「シャニマス」は顔アイコンよりもチェックボックスの方が大きく目立つデザイン

もしかすると、イメージカラーで区別するのではなく、アイドルの顔アイコンで区別できるようにしたいと考えたのかもしれません。

通常、人が何かを見る時は、まず色の情報が入り、次にその物体が何かを認識します。
色の情報が強すぎるとアイドルの顔アイコンの情報が埋もれてしまう懸念があります。
このような考えで、「シャニソン」では色やチェックボックスの情報量を減らし、相対的にアイドルの顔アイコンが目立つようにしたかったのかもしれません。

 

以上です。
タイトル画面をデザイン、運用する際の参考になれば幸いです。

 

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「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(シャニソン)」『出勤日数』や『初出勤日』という表現でアイマスの世界観への没入感をさらに高めるテキストライティング

こんにちは!ちょこです!

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今回は「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(以下「シャニソン」)からゲームの没入感を高めるテキストライティングの事例をご紹介します。
UIデザイナーが文言を決めることは稀だと思いますが、テキストはゲームの没入感を考慮する上で重要な要素だと考えています。

以下、概要です。

 

世界観に合ったテキストライティングで没入感アップ

「シャニソン」では世界観に合ったテキストライティングがなされており、没入感を高める意図を感じました。

以下の画面はプロデューサー情報画面です。これまでのユーザーの行動実績を一覧できます。
基本的には累積する数字なので、日々の積み重ねが視覚化され、ゲームを継続するモチベーションに繋がるかと思います。

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▲プロデューサー情報の画面

色々な項目が並んでいますが、ここで注目するのは以下の2つの項目です。

  • 出勤日数
  • 初出勤日

見やすいように該当箇所を大きくしました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

各項目の意味は以下の通りです。

  • 出勤日数…ログインした合計日数
  • 初出勤日…ゲームプレイ開始日

当然ですが「出勤日数」も「初出勤日」も現実的な意味ではなくゲーム内の設定として定義されています。正確な表記ではありませんが、文脈から意味は伝わるので問題ない範囲かと思います。

この2つの項目が特にゲーム内の世界観を強く表していると感じました。
出勤日数はアイドルたちを支えてきた日々、初出勤日はアイドルたちと出会いユーザーにとって特別な日になるように、それぞれゲームの没入感を高める意図を感じました。

仮にこれが「ログイン日数」「ゲーム開始日」と表記されていた場合、ゲームの没入感は高まりにくいかと思います。

また、最初の項目というのも重要です。
目に留まりやすく、特に重要な項目だと印象付けされています。

 

以上です。
ゲームの没入感を高めるテキストライティングの参考になれば幸いです。

 

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これによりゲーム画面のスクリーンショットのブログの利用についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。

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「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(シャニソン)」視聴条件のハードルは高いけど、ユーザーを楽しませようとする工夫が取り入れられている【OurSTREAM】

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今回は「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(以下「シャニソン」)からYouTubeを利用したアイドルたちの実在感を高める取り組みをご紹介します。

UIというよりUX寄りの視点です。「シャニソン」の世界観に対する没入感を高めるデザインの中に、アイドルの実在感を高めるアプローチがある、と解釈しています。

以下、概要です。

 

YouTubeに動画を残して実在感を高めている

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「シャニソン」には『OurSTREAM』という機能があります。
これはアイドルたちの動画が定期的に配信、視聴できる機能です。
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やっていることはよくある会話劇なのですが、見せ方がとても興味深いと感じました。
『OurSTREAM』の見せ方で特に興味深いと感じたのは以下の2点です。

  1. YouTubeアーカイブが観れる
  2. リアルタイム視聴すると限定シーンが観れる

それぞれ詳細を説明します。

 

YouTubeアーカイブが観れる

会話劇を「アイドルの配信」として表現し、実際にYouTubeに遷移するのは興味深く感じました。YouTubeで観ることで、実際に配信が行われたかのようなデザインになっているように思えます。
もしかすると他のゲームでも似たようなことはやっているかもしれませんが、自分は初めて見ました。

また、この方法であればシークバーなど配信画面専用のUIを用意する必要がなく、通常の会話劇のUIが利用できるのも上手い作り方だと感じました。

 

アーカイブは6分程度

ゲーム内のサムネイルでは配信時間は20分と表記されていますが、実際の動画は6分程度です。
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▲ゲーム内のサムネイルでは20分と表記されています

 

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YouTubeを確認すると6分26秒でした(YouTube

2024/3/1時点で4人のアイドルが配信しており、それぞれの配信時間は以下の通りです。

  1. 櫻木 真乃(5分41秒)
  2. 風野 灯織(6分26秒)
  3. 八宮 めぐる(6分19秒)
  4. 月岡 恋鐘(6分29秒)

この4人の平均配信時間を計算したところ約6分14秒でした。
配信としてみると短いと感じるかもしれませんが、以下の要素を考慮すると6分はもっと観たいと思わせられる適度な長さなのかもしれません。

  • ユーザーの集中力が持続する長さ
  • ユーザーの可処分時間に対する配慮
  • 会話劇として見たら十分なボリューム
  • 『OurSTREAM』は「シャニソン」のメインコンテンツではない

もしかしたら将来的に6分を大幅に超える配信もあるかもしれませんが、今のところの所感はこんな感じです。

 

リアルタイム視聴すると限定シーンが観れる

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記事の冒頭で少し触れた通り『OurSTREAM』にはアーカイブに残らないリアルタイム限定シーンが観れます。個人的にはこれがアイドルの実在感を高める上で、非常に興味深いデザインだと感じました。

図にするとこんな感じです。

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文字でまとめるとこんな感じです。

  1. リアルタイム限定配信はアーカイブに残らない(2024/2末時点)
  2. リアルタイムに観てると配信開始前、配信終了後のシーンが観れる
  3. 配信中はプロデューサー視点のカメラに切り替えられる

リアルタイム限定シーンは通常配信のシーンと合わせて10分程度です。時間帯も夕方で個人的には視聴条件はかなり厳しいものの、プレミア感があるように感じました。
よくプレイするユーザーはこの機能に当然気付いていると思いますが、カジュアルにプレイしているユーザーの中には、もしかすると気付いていないユーザーもいるのかも…?

 

配信前後の流れ

配信前後の流れを簡単に紹介します。
全体的にアイドルの実在感や、ゲームの没入感を高める軸があるように感じました。

1:事前にお知らせで予告

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配信する4日ほど前にゲーム内外で配信を予告するお知らせが掲載されていました。
配信後はこのお知らせは削除されるので、ちょっとだけ気付きにくいかもしれません。

 

2:配信中は専用バナーを表示して訴求

配信が始まると画面右上に配信中専用バナーが表示されます。
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▲「シャニソン」のホーム画面

アニメーションで見るとこんな感じです。
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よく見るとバナーがキラキラと光っています。画面内でアニメーションしているバナーはここだけです。
見やすくするためにバナー部分だけ大きくします。
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▲ON AIRの文字が強調されたアニメーション

 

バナーを表示する際に工夫していると感じた点は以下の4点です。

  1. アニメーションをさせて、視線を誘導している
  2. 普段表示されていない場所に表示させて、違和感を利用し印象に残しやすくしている
  3. 画面の隅に配置し、視線を留めやすくしている
  4. バナーの中でも特に「ON AIR」の情報を強調している

 

バナーをタップすると、『OurSTREAM』の画面が表示されます。
アプリらしい画面になっています。
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「ON AIR」の表示や「立ち会う」のボタンがあり、実際に配信中だと実感できます。

ボタンのラベルも「立ち会う」といったプロデューサー視点の文言を使用し、世界観の没入感をより高めていると感じました。
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3:リアルタイムで配信前のアイドルの様子が見れる

リアルタイム視聴の一番の特徴は、配信前の様子をプロデューサー視点で見れる点だと思います。
アイドルによって変わると思いますが、オペレーションの確認、配信に対する意気込みなど、アイドルの実在感が高まり、一層応援したいという気持ちを強めてくれる仕組みだと感じました。
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こういった配信の一般的な収録風景は知りませんが、スタジオとかブースではなく、普段使っている事務所とノートPCを使って配信しています。

アニメーションで見るとこんな感じです。
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▲配信前のオペレーションを確認中

 

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▲プロデューサーに初配信の意気込みを語る場面

 

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▲準備ができ、配信を始める場面

配信の裏側が見れることで、こういうところで配信してるのか、と世界観に対する理解が深められます。舞台裏が見れるという意味では、アイマス文化との親和性はかなり高いように思えました。

 

4:配信中は視点の切り替えが可能

こちらは配信開始直後の画面です。
すぐに始まるのではなく、待機中の画面を表示しているのも配信らしさを演出していると感じました。
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配信が始まったら、画面右下の「視聴チェック」「チェックをやめる」のボタンで視点の切り替えが可能です。
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▲配信中は視点が切り替え可能

 

また、細かいUIの話になりますが、配信視聴では画面左上に「LIVE」と表示されています。小さなUIですが、リアルタイム感を演出する丁寧なUIだと感じました。
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分かりやすいように大きくします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
▲LIVE中と分かるUI

 

5:配信後にアイドルの感想が聞ける

こちらは配信終了直後の画面です。
配信が終了した旨がアナウンスされています。
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ただ、プロデューサー視点では、配信終了後も少しだけアイドルの様子を見ることができます。ここでは配信の感想を述べています。
アニメーションで見るとこんな感じです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
▲配信終了後の様子

このように、事前に告知した上で配信当日は配信画面に誘導、配信中は限定シーンを視聴可能にしプレミア感を演出しています。

今のところ、リアルタイム限定シーンは見逃すと見る術がないため、一部ユーザーからは後から視聴できる術を求める要望があります。
今後、仕様変更などがあるかもしれませんが、いずれにしても興味深い取り組みに感じました。

以上です。
世界観の没入感やキャラクターの実在感を高める施策の参考になれば幸いです。

 

このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
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