こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「モンスターハンター ライダーズ」、通称「モンハンライダーズ」から、キャラボイスを聴ける画面で工夫されている点についてご紹介します。
キャラボイスを聴くことができるゲームはたくさんあるので、それだけの需要があるか開発側もアピールしたい要素なのかもしれません。
該当の画面はこちらです。
画面中央に3Dのキャラクターが表示され、画面下部にはボイスを再生するボタンが並んでいます。CVはキャラクターボイスの略称ですね。声優さんのお名前が表示されています。
この画面はキャラクターのボイスだけではなく、3Dのモデルも鑑賞できる機能がありますが、今回はボイス再生周りに絞って紹介します。
ボイスを再生する流れ
ボイスを再生する際の流れですが、アニメーションで見るとこんな感じです。
ここでは「はぁい♪」と書かれたボタンを押してみました。
ボタンを押すとキャラクターからセリフと吹き出しが伸びていることが分かります。
吹き出し部分を見ると割と長いセリフが読み上げられていますね。
以下は読み上げられているセリフです。
はぁい♪
一緒に旅をするマリィだよ!大好きなリオレウスと、
いろんな空を見てみたいな~これからも仲良くしてね!
えへへ…
音声だけではなく文字も表示されている
このように音声だけではなく文字情報も表示されています。
分かりやすいように該当の部分を大きくしてみました。
文字情報があることで、音声が聞こえなくてもどういった情報が伝えられているのかが分かります。
例えば以下の7点のメリットが考えます。
- どういった漢字を使うのか、情報が補足できる
- 加齢などで特定の音域が聞き取りづらく感じるユーザーへのフォロー
- 怪我や病気などで一時的に聴覚機能が低下しているユーザーのフォロー
- 周囲が騒がしく、ゲーム内の音声が聞き取れないユーザーのフォロー
- 音声が出せない環境でプレイしているユーザーのフォロー
- 日本語が聞き取れないユーザーのフォロー
- 聴覚情報処理障害(APD)のユーザーのフォロー
聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder=APDと略されることが多い)とは、聴力は正常であるにも関わらず、日常生活のいろいろな場面で聞き取りにくさ(聞いた言葉の内容が理解しづらい状態)が生ずるというものです。
聞こえているけど聞き取れない?聴覚情報処理障害(APD)とは | Signia
区別しやすいテキスト
ボタンに使われているテキストにも注目してみます。
ボタンにはそれぞれ、どういったボイスが流れるのか区別しやすいテキストが使われています。
ボイスの最初の5文字まで表示されて、6文字以降は「…」で省略されています。
「あいさつ」や「攻撃1」のような記号的なテキストが使われているゲームもありますが、どういった内容のボイスが読み上げられているかがより分かりやすいという点で良いデザインだなと感じました。
ボイスが流れることが分かるアイコン
ボイスが流れることが分かるアイコンが採用されているのも親切だと感じました。
各ボタンの左側にはスピーカーを示すアイコンが採用されています。
スピーカーアイコンが並んでいることでユーザーはボイスが流れることを直感的に予想することができます。
まとめ
まとめると以下の3点が主なデザインの工夫だと感じた点です。
- 音声だけではなく文字情報も表示され、ユニバーサルデザインが意識されている
- ボタンにはユーザーが区別しやすいテキストが使われている
- 音声が流れることが伝わるアイコンが表示されている
以上です。
キャラクターのボイスを聴くことができる画面をデザインする際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「モンスターハンター ライダーズ」のガイドラインを確認したところ、権利者のカプコン公式HPにて、SNSやwebサイトへのゲーム画像の投稿は許諾されている旨の記載がありました。
カプコンのゲームの画像を動画サイトやSNS・個人サイト等に掲載してもいいですか? (著作物に関するQ&A) | 株式会社カプコン : サポート
主な参照箇所を抜粋します。
ご自身で撮影されたゲーム映像のスクリーンショットに関しては、動画投稿のガイドライン(カプコン動画ガイドライン)に沿った内容であれば、使用していただくことが可能です。
以下は上記のQ&Aにて示されているリンク先の画面のキャプチャです。
主な参照箇所を抜粋します。
【投稿できるもの】
- PCのキャプチャーボード・PCソフト(Steamクライアントを除く)など、ゲーム機やゲームの機能以外を使用する場合は、「ご自身がプレイした映像を編集する」「ご自身のコメントを付ける」など、ゲーム映像に独自の付加価値を付けたもの
【投稿できないものの主な例】
- 感想や意見などを付けずに、スクリーンショットのみ掲載したもの
4:タイトル個別でガイドラインを設けているタイトルはありますか?
現時点では、ございません。
10:ガイドラインの対象になるゲームソフトは何ですか?
機種にかかわらず、カプコンから発売されているゲームソフト(ゲームアプリも含む)全てが対象です。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。