ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「モンスターハンター ライダーズ」周回中の画面に何を表示するか

こんにちは!ちょこです!

 

このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!

 

今回は「モンスターハンター ライダーズ」、通称「モンハンライダーズ」から、エストの自動周回機能についてご紹介します。

周回中の画面に何を表示すれば良いのか、どのような操作形態が採用されているのか、という点で見てみました。

 

該当の画面はこちらです。

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周回機能の一連の流れをアニメーションで見るとこんな感じです。
周回回数の指定もできますが、スタミナが無くなるまで周回することも出来ます。
今回はスタミナが無くなるまで周回する設定で開始しています。

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自動周回は画面長押しで解除することができます。
スワイプで解除するゲームも見かけたことがありますが、長押しにしろスワイプにしと、やや複雑な操作を取り入れる意図としては、誤タップによる解除の防止が考えられます。

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長押しすると画面右下のグラフィックが変化しているのが分かります。
キャラクターのグラフィックの周囲に輪郭線が表示されてゆき、どの程度長押しすれば良いのかが直感的に分かるデザインになっています。

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画面右下のグラフィックのデザイン差分は見た限り3種類あります。
デザイン差分を用意しても利便性は変わらないのですが、こういったデザイン差分を用意することで、見ているだけの単調な画面に変化を与え、少しでも飽きづらくしたいとする意図があるように感じました。

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さて、画面に表示されている情報に目を向けてみます。
周回中の画面では画面下部に情報がまとめられています。具体的には以下の情報群ですね。

  • 最大周回回数
  • 現在の周回回数
  • 現在のプレイヤーレベルと経験値
  • 現在のスタミナと回復までの時間
  • 獲得している報酬内訳

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これらの情報が表示されている背景として、ユーザーの目的を考えてみます。
ユーザーがクエストを周回する主な目的は以下の2点だと考えます。

  1. スタミナの消化
  2. 任意の報酬の獲得

スタミナ制を採用しているソシャゲを遊ぶ場合、スタミナが溢れてしまったら無駄が発生してしまうため、スタミナは溢れない程度に管理してプレイするユーザーは多くいます。周回中にスタミナの残量や獲得した報酬の内訳をユーザーが確認できるようにすることで、目的が達成できているのか分かりやすくなっています。

 

残りのスタミナが確認できなければ、あとどれくらい周回できそうか分かりづらいです。
獲得した報酬の内訳がわからなければ無駄にスタミナや時間を消費してしまう懸念があります。

このように、ユーザーの主目的に沿った情報が適切に表示されている画面だと感じました。

 

 

また、周回開始直後に電力消費を軽減している旨のメッセージも表示されている点にも注目です。

動作処理を下げて電力消費を軽減しています

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このメッセージは一定時間後に消えます。
どの程度電力消費が軽減されているのかは分かりかねますが、開発者にとっては当たり前に感じることでも、ユーザーに伝えることで他のゲームとの差別化に繋がるケースもあり得ます。その結果、クオリティが高いと感じることもあるので、ユーザーに見えづらい部分、実感しづらい部分は分かりやすく伝えることも重要だと感じました。

 


まとめると「モンスターハンター ライダーズ」の周回中の画面デザインで感じたことは以下の4点です。

  1. 長押し解除にすることで誤操作による解除を発生しにくくしている
  2. 複数のデザインバリエーションが用意され、単調さを回避しようとする意志が感じられる
  3. 必要な情報が上位の階層に表示されている
  4. 消費電力が抑えられていることが伝えられている

 

他にも気付いた点があればコメント欄にて教えていただけると嬉しいです。

 

以上です。

周回中の画面をデザインする際の参考になれば幸いです。

 

 

このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。

他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。

 


権利者さまへ

 

以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。

モンスターハンター ライダーズ」のガイドラインを確認したところ、権利者のカプコン公式HPにて、SNSやwebサイトへのゲーム画像の投稿は許諾されている旨の記載がありました。

 

カプコンのゲームの画像を動画サイトやSNS・個人サイト等に掲載してもいいですか? (著作物に関するQ&A) | 株式会社カプコン : サポート

 

主な参照箇所を抜粋します。

ご自身で撮影されたゲーム映像のスクリーンショットに関しては、動画投稿のガイドラインカプコン動画ガイドライン)に沿った内容であれば、使用していただくことが可能です。

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以下は上記のQ&Aにて示されているリンク先の画面のキャプチャです。

カプコン動画ガイドライン(個人向け) | CAPCOM

主な参照箇所を抜粋します。

【投稿できるもの】

  • PCのキャプチャーボード・PCソフト(Steamクライアントを除く)など、ゲーム機やゲームの機能以外を使用する場合は、「ご自身がプレイした映像を編集する」「ご自身のコメントを付ける」など、ゲーム映像に独自の付加価値を付けたもの

【投稿できないものの主な例】

4:タイトル個別でガイドラインを設けているタイトルはありますか?

現時点では、ございません。

 

10:ガイドラインの対象になるゲームソフトは何ですか?

機種にかかわらず、カプコンから発売されているゲームソフト(ゲームアプリも含む)全てが対象です。

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