ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「ドールズオーダー」あまり見ないレイアウトカスタム機能について語る

こんにちは、「アプリゲームUIデザイン」のちょこきなこです。

 

「ドールズオーダー」のオプション画面を紹介します。
その中でも「戦闘中の画面UIのレイアウトをカスタムできる機能」を紹介してみます。

 

この機能は結構珍しい機能だと感じています。私もそんなにゲームやっているわけではないのですが、肌感として年に1つ見かけるかな?という程度です。

アクション要素の強いタイトルに含まれる傾向があるように感じています

大変便利な機能だと思うのですが、あまり見ないのには何か理由があるのかな、と思って考えてみます。

 

1:デフォルトがある程度最適解だから
真っ先に浮かぶ理由がこれなんですよね…。開発側も何度もテストプレイして、押しやすさ、規則性を考慮してデザインしているはずなので、変に動かせないというか…。

 

2:デバッグ工数の問題
仕様が想像できないですが、ボタンが自由に動かせてもタップ範囲が重なるワケにはいかないので、その辺のデバッグが難しいのかな。極端な配置だと操作できなくなったり?

 

3:大きさが変えられないから
ドールズオーダーの場合は後のアップデートで対応済みですが、ボタンの押しやすさって必ずしも位置だけではなくて大きさも影響します。なので、位置変更だけできてもなー、という感覚はあるのかも。

 

というくらいかな。(他にもありそうなので、気付いた方はコメントで教えていただけると助かります。気づき次第追記して考察してみます)

 

ではなぜ実装したのかと考えてみると、おそらくe-sportsを見据えてのものだったのかな、と思います。

昨今のソーシャルゲームPvP要素があればe-sportsに繋げられる可能性を含んでいます(実際、リリースして4ヶ月後に公認のオンライン大会が開催されています)。そうなってくると操作性の微細なストレスが勝負に大きく影響します。
なので、プレイヤーがストレス無くゲームに集中でき、結果に納得できるように、開発側も出来る限り努力しようとしたのではないかな、と推測します。

 

あとはユーザーにどの程度受け入れられているのかはデータを集計するしかなく、それは開発以外は不明です。

 

これは余談ですが、これからの時代、カスタムできるって発想はすごく重要になってくる気がしています。

色覚多様性の対応とか分かりやすいのですが、ユーザーには様々な事情があるので、個々に対応できるのが当たり前になってくると思います。
それは手動ではなく、おそらく自動で

 

例えば見づらい色があればソフトウェア側で調整してくれたり。

ボタンの位置であれば、ボタンの中心点と、ユーザーがタップしている範囲がずれていたら微調整してくれたり。あるいは上級者が使いがちなカスタムをプリセットとして用意しても面白いかもしれません。

妄想が止まらなくなりそうなので、今日はこの辺でやめておきます。