ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「ドールズフロントライン」メタファーをサポートするヘリの演出

こんにちは、ちょこです。

 

「ドールズフロントライン」にて、キャラクターをマップに配置する際の演出事例を紹介します。

便利になる機能や汎用性のある機能ではありませんが、ゲームがより楽しくなるようなデザインかな、と思います。

こういったデザインはとかく無駄と扱われやすいので、大切にしていきたいです。

 

さて、該当の画面はこちらです、

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キャラクター配置する際にヘリから降下する演出がある

エストを選択した後はこのような戦場のマップが表示されます。

飛行場にキャラクターを配置することで戦闘が開始されます。

キャラクター配置の演出を見るとこんな感じです。

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ちょっとしたことですが、ただキャラクターのグラフィックがぽつんと表示されるよりも、ヘリコプターから降下されて配置される、という演出が入ることにより、デザインに一貫性が生まれます。

 

あれ…でもよく見るとヘリがキャラクターを降下させる前にキャラクターの配置が完了してますね…バグだな!

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配置するマスが「司令部」「飛行場」となっているのはメタファーの利用

キャラクターが配置可能な場所は「司令部」と「飛行場」があります。

ちょっと見づらいですが「司令部」はスタート地点にあります。

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「飛行場」はマップ内にいくつか配置されています。

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キャラクターはヘリコプターで降下し、マップに配置されるため「飛行場」というテキストが相応しいです。

機能としては「飛行場」と書かなくても、単に大きな丸でも星型でも、通常のマスと異なるデザインにしておけば足ります。

 

しかしマスに「司令部」「飛行場」と表記することで、そのマスにはヘリポートがあることが連想でき、自然とキャラクターをヘリで降下させ、配置させることができるだろうということが想像できます。

 

ヘリの降下演出はメタファーのサポートになっている

キャラクターの配置演出にヘリが表示されることはメタファーを利用したデザインのサポートだと考えられます。

もしこの演出がなければ「司令部」「飛行場」はあくまで記号的な意味しか持ちません。より世界観に対する説得力、没入感を増すための演出なのかな、と感じました。

 

以上です。

メタファーを活用する際に演出の力を借りたいときの参考になれば幸いです。

 

▼参考資料

メタファーがUXを向上させる5つの理由|Goodpatch Blog グッドパッチブログ