こんにちは、ちょこです!
今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!
「ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン」
ダークパターンをセールステクニックとして扱う時代は、もう終わりです。
購入しました!ざっくり紹介します!
所感
- ダークパターンの事例や分類分けだけではなく、成り立ちや生まれる背景、どうしていくのが良いかなど、包括的、体系的に書かれているのは嬉しい
- 「ホームスケイプ」という最近のソシャゲの事例も載っていて身近に感じる
- ダークパターンを採用する企業側のデメリットが紹介されており、実装を依頼され困った時の説得として使えそう
こんな人にオススメ!
書籍内では以下の方を対象にしている旨が書かれていました。
- デジタルマーケティングに携わるすべての人
ソシャゲのゲームUIデザイナーも、ゲーム内で商品を売ったり、訴求しているため、携わっている人の中に含まれるかなと思います。
感想まとめ
感想まとめです!
ダークパターンを体系的にまとめた書籍は初めて見ました。ニュースや事例などで散発的に知識を得ていた身としては大変ありがたいです。
特に、ダークパターンの起こりを「小売業の慣行」「ナッジ」「グロースハック」と捉えいる部分は自分の中ではかなり思考がスッキリしました。
また、ダークパターンの事例や分類を紹介するだけではなく、ダークパターンが潜みやすい場所として人間の認知の特性、どういう意識でいればダークパターンを防げるのかなど、周辺知識を得られるのもありがたいです。
ダークパターンを採用することでユーザーが不快に感じることはもちろん、企業側のデメリットを述べているのも興味深いです。
カスタマーサービスへの問い合わせ件数の増加は分かりやすい例ですが、ユーザーとの信頼関係といったKPIには含まれにくい指標です。
また、短期的には目に見えない要素であるため、気付いたときには手遅れの可能性も考えられます。
こういったデメリットにもスポットを当て、企業やクライアント側に対して呼びかけてみることでダークパターンを避けることにも期待したいです。
ソシャゲはゲームの中で商品をユーザーに購入してもらうという仕組みです。したがってソシャゲを開発、運用しているUIデザイナーも大きく関っていると考えています。
知らずにダークパターンと呼ばれる手法を採用しているケースもあると思うので、まずは存在や事例を知るところからかなと思います。
ダークパターンについてまとめた書籍は珍しいと思うので、ソシャゲのゲームUIデザイナーの方は一度読んでみることをおすすめします。
参考書籍
参考書籍として以下の7冊の書籍が紹介されていました。自分用の備忘録として残しておきます。海外の書籍はあまり読んできていなかったので興味あるかも。