こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「リバース:1999」から独特なテキストライティングの事例をご紹介します。
世界観をビジュアルで表現する際、どのようなテキストを表示するかも重要な要素のひとつと考えています。デザイナーが文言を指定するケースは限られると思いますが、ゲームUIに関係する要素としてご紹介します。
以下、概要です。
ユーザープロフィールでの事例
まずはユーザープロフィールでの事例を2点紹介します。
この世界に目を向けたのはいつ?
これはゲームを始めた日、アカウントを作成した日を指しています。
あなたはどのシーンにいるの?
こちらはストーリーの進行度を示しています。
どちらもプレイヤーにやさしく呼び掛けるような書き方が特徴的だと感じました。
ちなみに英語だとこんな感じです。
アルファベットで統一されるとオシャレ度が増します。
When did you open your eyes to se the world?
と
Which scene are you in?
でした。
日本語と意味は同じみたいですね。
キャラプロフィールでの事例
次にキャラプロフィールでの事例を紹介します。
キャラクターの香りというより、イメージする香りなのかな…。
目に見えず、複数の香りが混ざっており、どういったバランスなのかも分からないため、非常に不安定な要素に感じます。
不安定で主観に委ねられる範囲が大きいからこそ、想像力を掻き立てる要素だと感じました。
キャラプロフィールに香りの項目を表示する例は初めて見ましたが、自分が知らないだけで一部界隈ではあるのかな…。
人型のキャラクターならまだ分からなくもないですが、「リバース:1999」の場合、無機物もキャラクターとして扱われています。自分の想像力の範疇を越えてきます。
ちなみにこのキャラの香調は以下の通りです。
香調
シプレノート、オークモス、青草、レザー系、工業用ボンド、セロハンテープ
前半はともかく後半段々怪しくなってきます。
特に、工業用ボンド、セロハンテープなどは身近にあるものなので想像しやすい。
ここでギリギリ想像力が補える物質を持ってくるのが上手いな、と感じました。
想像できないものばかりだと理解を諦めると予想されるので絶妙なバランス。
また、キャラプロフィールには香調以外にも「サイズ」という要素があります。
サイズ
61 1/25×15 4/25×14 11/63in.
in.はインチかな…何にせよ何のことか分からない。
分かったところでなんだなんだ、という気がしないでもないですが、この不可解さ、不気味さが謎に包まれた世界観を上手く表現しているようにも見えました。
この辺はユーザーに伝える情報ではなく世界観を表現する情報、という印象を受けました。
お知らせの文章での事例
最後にお知らせの文章の事例を紹介します。
親愛なるタイムキーパー様
これはよく見かける類の表現ですね。ユーザーのことを指しています。
大体はゲームの世界観にあわせた固有の表現が考案されます。ゲームの没入感を高めるゲームらしい表現だと感じます。
現在、「ストーム」により引き起こされた不安定な現象がいくつか確認され、関連する問題について修正と調整を行いました。
不具合の原因をゲーム内の「ストーム」と呼ばれる現象と結び付けた書き方をされていました。ユーモアがあり、軽微な不具合であれば許容される表現なのかもしれません。
以上です。
テキストで世界観を表現する際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「リバース:1999」のガイドラインを確認したところ、以下の記載がありました。
本ガイドラインを遵守していただければ、当社の許諾を得ていただく必要はございません。
第4条 許容される派生品創作活動の範囲
本ガイドラインに反しない範囲で、派生品創作活動を行ってください。
法人格のない個人または団体が行うことができる非営利目的による利用の例は、以下のとおりです。(1) イラスト、マンガ、ガレージキット、人形などの3D作品の制作、展示、配布
(2) 同人誌及び同人グッズ(電子版を含む)の制作、展示、頒布及び公開
(3) コスプレ衣装の制作、展示、販売
(4) コスプレ写真・映像のウェブ上での配信、展示、放映、発表
(5) ゲームのプレイ動画の投稿、配信(生放送を含む)、及びスクリーンショット等の画像の投稿
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これによりゲーム画面のスクリーンショットのブログの利用についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。
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