こんにちは、ちょこです。
Appleの『ヒューマンインターフェイスガイドライン』を元に振り返り用の小テストを作成しました。知識の棚卸の参考になれば幸いです。
今回は「アプリアイコン編」です。全5問です。
Q1:ヒューマンインターフェイスガイドラインでは、アプリアイコンをデザインする際に何を重視している?
- シンプルさ
- 世界観
- 美しさ
答え:
1. シンプルさ
補足:ヒューマン
インターフェイスガイドラインの
ベストプラクティスによると「シンプルさ」を重視しています。
ユーザの理解や認識をすぐに得たいなら、基本的にシンプルなアイコンの方が有利です。アプリやゲームの中核的なアイデアを表す概念または要素を見つけてそれをアイコンの基盤にし、シンプルで個性的な方法でそれを表現してください。アイコンのデザインに詳細を付け加えすぎないようにしてください。判別しづらくなるだけでなく、特に小さいサイズで表示したときにぼんやりしたアイコンになりかねません。プライマリとなるイメージを強調するため、なるべくシンプルな背景にします。アイコン全体にコンテンツを詰め込む必要はありません。
Q2:アプリアイコンをデザインする際、何を目指すと良いとされている?
- どのプラットフォームにもなじむようなマルチプラットフォーム型のデザイン
- 最高の体験を伝えるための案内人のような存在
- 誰も見たことのないよう新しさ
答え:
1. どのプラットフォームにもなじむようなマルチプラットフォーム型のデザイン
補足:ヒューマン
インターフェイスガイドラインの
ベストプラクティスによると「どのプラットフォームにもなじむような
マルチプラットフォーム型のデザイン」を重視しています。
複数のプラットフォームに対応するアプリやゲームの場合は、アイコンのイメージとカラーパレットはあまり変えずに、スタイルのみ各プラットフォームに適したものにします。例えばミュージックアプリの場合、iOS、tvOS、watchOSでは、赤いバックグラウンドの上に白の音符が描かれた簡素でグラフィカルなスタイルのアイコンになっていて、macOSでは、それと同じ要素を使いつつ、影を加えて音符が凹んで見える質感のアイコンになっています。同様に、visionOSでのミュージックアプリのアイコンは、使っているカラースキームとコンテンツは同じですが、デバイス装着時の表示はまさに3Dの見た目になっています。
Q3:テキストをアイコンに含めても良い時はどんな時?
※ 「お知らせ」のアイコンを示すi、翻訳を示すAaなど、文字がアイコン化しているケースは除外して考えてください。
- そのテキストがユーザ体験やブランドに不可欠な場合
- 上司からの強い要望があった場合
- テキストを含めないとアイコン同士で区別が付けられないケース
答え:
1. そのテキストがユーザ体験やブランドに不可欠な場合に限る
補足:ヒューマン
インターフェイスガイドラインの
ベストプラクティスによると「そのテキストがユーザ体験やブランドに不可欠な場合に限る」と書かれています。
一般に、アイコンにテキストを入れると文字が小さくなり簡単に読み取れず、アイコン全体が雑然としてしまい、アクセシビリティやローカリゼーションの観点からも適切ではありません。また、アイコンの近くにアプリ名が表示される状況でアイコンにもその名前を表示すると冗長になります。アプリ名の最初の文字などはユーザの記憶に残り、アプリやゲームをすぐに思い出してもらえる効果がありますが、「視聴」「再生」などユーザにアプリやゲームの目的を示す単語や、「New」「visionOS用」など状況に固有の語句は不可欠とは言えません。
Q4:アイコンに写真を使わない方が良い理由は何ですか?
- 写真は詳細度が高く、小さいサイズでの表示には向いていないため
- 写真をそのまま使ってしまうと綺麗な直線や色が作りにくいため
答え:
1. 写真は詳細度が高く、小さいサイズでの表示には向いていないため
補足:ヒューマン
インターフェイスガイドラインの
ベストプラクティスによると「写真は詳細度が高く、小さいサイズでの表示には向いていないため」とされています。
写真は詳細度が高すぎるため、小さいサイズでの表示には向いていません。写真を使う代わりに、ユーザに伝えたい特長を強調するコンテンツのグラフィック表現を考えてください。同様に、ユーザの印象に残るインターフェイスがアプリにあっても、ただ標準UIコンポーネントを複製したり、アプリのスクリーンショットを使ったりはしないでください。
Q5:プラットフォームごとに考慮する要素はない?
- ある
- ない
以上です。
振り返りのご参考までに。