こんにちは、ちょこです。
「創世記戦:アンタリアの戦争」をプレイしていて「カスタムストーリー」という変わった機能があったので紹介します。
カスタムストーリー機能について
この「カスタムストーリー」はユーザーがアドベンチャーパートを作成、配信、閲覧、レビューなどができる機能です。
作成画面はこんな感じです。
この「カスタムストーリー」機能の特徴としては…
- 二次創作をオフィシャルで運営している
- ゲームアプリとプラットフォームの融合を意識している
ということがあげられます。
これらの特徴の詳細を次に記載します。
二次創作を運用することについて
公式が二次創作を運営するケースは稀です。
日本の法律だと、著作権の中にある「同一性保持権」というのがあります。二次創作は基本的にこれに抵触しています。
例えば「このキャラクターはこんなこと言わない」とか「このキャラクターはこんなことしない」です。
これが目に余るようになるとキャラクターの魅力を損なったり、ブランドイメージを傷つける恐れがあります。
なので、公式が運営する場合は二次創作のガイドラインを設け、それに則った運用になります。
プラットフォームの融合を意識していることについて
ソシャゲではDAUが重要です。
DAUはゲームのコンテンツの魅力だけではなく、ユーザー同士の繋がりで支えられている側面があります。
例えば、フレンドとチャットをするためにログインしたり、逆に仲の良いユーザーがゲームを辞めたらモチベーションも下がる、といったような例です。
「創世記戦:アンタリアの戦争」はカスタムストーリーの機能以外にも
など、文字ベースでのユーザーコミュニケーションの機能が豊富です。
「カスタムストーリー」機能にも評価する機能があり、コミュニケーションを行うことは可能です。
このようにユーザーのコミュニケーションを促進させ、ゲームとコミュニケーションを取るためのプラットフォームの融合を意識しているように感じました。
このような意識は「創世記戦:アンタリアの戦争」に限った話ではなく、MMORPG全般に見られる傾向です。
どういった機能を実装し、どうやってユーザー同士のコミュニケーションに繋げられるかが重要です。
カスタムストーリーの編集がガチすぎる
ただ、気になったのは、編集作業が割とガチなので作成に時間がかかります。
主にやることとしては…
- ストーリー構成
- スクリプト
- 演出
などです。これらを自分でやる必要があります。
簡単に言うと、アニメーションを自分だけで作るようなものです。
脚本を作るのは得意だけど、演出を作るのは苦手。
あるいは、ストーリーに演出を付けるのは好きだけど、ストーリーは考えたくない。
…という人もいるかと思います。
ゲームの本筋以外にこれをやりこむ労力を費やすのはなかなか厳しいものがあります。
かなりモチベーションが高いユーザーなら作れるかもしれません。
ただ、苦労して作っても評価やビューが伸びなければモチベーションに繋がりません。
ですので、この機能を使える人はかなり限られそうです。
以上です。
DAUを維持するためには、ユーザー同士のコミュニケーションも重要です。
「創世記戦:アンタリアの戦争」ではユーザー同士のやりとりを促進するような機能が多く実装されていました。
DAUを維持するための施策を検討する際の考え方の一つとして、参考になれば幸いです。