こんにちは!ちょこです!
今回は「パニシング:グレイレイヴン」、通称「パニグレ」はどんなゲーム設定があるのか、画質に絞って紹介します。
UIデザイナーが積極的に関与するような場所ではないかもしれませんが、ユーザーごとの評価軸に沿えるような項目が用意されているように感じました。
ゲーム設定を考える際の参考になれば幸いです。
設定項目は以下です。
画質
画質…。
解像度とは別の設定として存在しているんですね。
早速比較してみましょう。
こちらが画質「低」です。
こちらが画質「最高」です。
ほとんど変わらないですね。
若干、精細さに欠け、画面がボケているのが分かりますが、「画質:低」でも十分のように見えます。
キャラクターよりも文字の方が違いが出てきています。
こちらが画質「低」です。
こちらが画質「最高」です。
他の設定の影響もあると思いますが、やはり軽微なもののような気がします。
解像度
続いて解像度の設定です。
先ほどの画質とどう違うのでしょうか…。気になりますね!
こちらが解像度「低」です。
こちらが解像度「最高」です。
う~ん…画質よりは分かりやすいですかね。描画の解像度がやや下がっている印象を受けます。
こちらが解像度「低」です。
こちらが解像度「最高」です。
キャラクターについてはややジャギなどが目立つ設定です。
コントラスト
次にコントラスト設定です。
コントラストと言いつつ足元の影の描写でした。言葉に惑わされてめっちゃ探しました。
影の描画とか、もう少し伝わりやすい言葉にした方がいい気がします。
こちらがコントラスト「低」です。
こちらがコントラスト「最高」です。
宿舎画面にも反映されていました。
こちらがコントラスト「低」です。
こちらがコントラスト「最高」です。
分かりやすいように拡大します。
こちらがコントラスト「低」です。
こちらがコントラスト「最高」です。
恐らくこれ以外の設定も宿舎に反映されていると思うのですが、確認の仕方が分からないものが多かったので、この設定のみの紹介とさせていただきます。
エフェクト
エフェクト…。結構範囲が広い言葉を使っていますね。
「現在の操作ユニット」とあるように、キャラクターの武器エフェクトを指しているのでしょうか。
こちらがエフェクト「低」です。
こちらがエフェクト「最高」です。
アニメーションだと分かりづらいかもですね。
静止画で比較してみます。
こちらがエフェクト「低」です。
こちらがエフェクト「最高」です。
エフェクトが大きいと敵キャラを見失うことがあります。
この設定を抑えることによって、攻略難易度も下がるのかもしれません。
その他
その他!
検索しても情報出てこないし、比較して見つからなかったパスです!
一般的に通じない用語の設定項目なのだろうか…。わかる方、コメントで教えていただけるとありがたいです。
鏡面反射Lv
鏡面反射Lvはなんとなくわかりますね。
分かりやすい設定項目は好きです。
こちらが鏡面反射Lv「低」です。
そしてこちらが鏡面反射Lv「最高」です。
床に背景などが映り込んでいることが分かります。
水面とか、金属質の床の表現に向いてそうですね。
フレームレート
フレームレートの設定もありました。
アクションゲームなので重要ですよね、フレームレート。
項目名を信じるのであれば、いわゆるfpsの設定です。
1秒間に何回画面を描画するかという処理を指しているはず。
ただ、低・中・高、という分け方は初めて見ました。
一般的には30fps〜60fpsの間が多いので、その範囲内での切り替えなのかな…
自分では検証ができないため、スキップ!
ブルーム効果
ブルーム効果はカメラから見たときの光の反射と拡散具合という認識です。
絵作りをするための効果や演出として見かけます。
詳しく書かれているサイトから引用すると、以下のように書かれていました。
ブルームとは、光源から光があふれ出るようなエフェクトのことを指します。ゲームでは光源は数えきれないほど存在します。太陽の光、反射するミラーやガラス、スポットライトやサーチライトといったオブジェクトの光だけでなく、シューティングゲームの弾幕や、スキルエフェクトなども光源として扱われます。
エフェクトの一種のようです。
「アークナイツ」でも採用されていたため、以前に紹介したことがあります。
「アークナイツ」ブルーム効果の効果が使われている場所が分かりました! - ゲームアプリのUIデザイン
「パニシング:グレイレイヴン」のブルーム効果も見てみましょう。
こちらがブルーム効果「低」です。
こちらがブルーム効果「高」です。
「パニシング:グレイレイヴン」の事例は比較的わかりやすいですね。
画面の彩度があがり、陰影もシャープになっています。
歪み効果
歪み効果はカメラから見たときの光の屈折率の設定調整ですかね。
攻撃エフェクトで確認できました。
こちらが歪み効果「低」です。
こちらが歪み効果「高」です。
もう少し分かりやすくするために足元を拡大します。
こちらが歪み効果「低」です。
こちらが歪み効果「高」です。
熱そうな炎のエフェクトですが、歪み効果があることによって一層熱を感じるビジュアルになっています。
HDR.
HDR.って何ですかね…?
HDR.が何か分かってなかったので簡単に調べました。
スマホカメラの『HDR』機能って? 使ったほうが良いシーンを写真で解説|TIME&SPACE by KDDI
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称だ。簡単に言うと、明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でもキレイな写真を残せる機能だ。教科書的に説明すると、「通常撮影時(SDR/スタンダードダイナミックレンジ)に比べて、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる技術のこと。
HDR機能をONにして撮影したら、暗い部分(屋内)に合わせた露出と、明るい部分(窓の外)に合わせた露出、その中間の露出で撮影された3枚以上の写真を自動的に撮り、合成してくれるというものなのだ。
う~ん…画面内に明るい箇所と暗い箇所があったときに、白飛びや黒沈みなどせずに保管して撮影する、という感じですかね。
元ページは図があるので非常に分かりやすかったです。
ただ、その説明と「パニシング:グレイレイヴン」のHDR.の設定が同じ意味を指しているのかは別である可能性もあります。確認してみましょう。
ホーム画面で比較してみました。
こちらがHDR.「オフ」です。
こちらがHDR.「オン」です。
違い分かりますかね…。
どうやら「マッハバンド」が軽減されています。
部分的に拡大して比較します。
こちらがHDR.「オフ」です。
こちらがHDR.「オン」です。
マッハバンド以外にも違いがありました。
窓から見える建物のシルエットの馴染み具合に注目してください。
こちらがHDR.「オフ」です。
そしてこちらがHDR.「オン」です。
HDR.の設定をオンにすると夜空の色が少し明るくなり、空気遠近法の様な表現になっていることが分かります。
この処理がHDR.の解釈の範囲なのかはちょっと分からないのですが、ともあれ結果はこのようになっていました。
アンチエイリアス
最後にアンチエイリアスの設定です。
こちらがアンチエイリアス「オン」です。
こちらがアンチエイリアス「オフ」です。
アンチエイリアスは分かりやすいですね。
分かりやすい設定項目は好きです。
こちらがアンチエイリアス「オン」です。
こちらがアンチエイリアス「オフ」です。
キャラクターのジャギが無くなって、きれいなビジュアルになっています。
以上、「パニシング:グレイレイヴン」のゲーム設定の紹介でした。
こうしてみると、
- ビジュアルを重視するか
- 端末の負荷を重視するか
- バトルをしやすくするか
といった、ユーザーごとの評価軸に沿えるような項目が用意されているように感じました。
ゲーム設定を考える際の参考になれば幸いです。