こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「404 GAME RE:SET-エラーゲームリセット-」(以降、エラゲ)からキャラごとにADVパートのUIデザインを変えていたのでご紹介します。やってみたいなと思うことはあるけど、やったことはないんですよね…。実際にやっているゲーム初めて見たかも。
以下、主な特徴です!
キャラごとにUIやフォントを変えている
©SEGA
「エラゲ」のキャラクターシナリオのADVパートでは、キャラクターに合わせてUIが変わっていました。特にフォントも変わっているのは驚きました。
クレジットを見た時に、妙に使っているフォントが多かったので気になっていたのですが、まさかこんな使い方をしているとは…!
これ、キャラを追加するたびにUIのスキンを追加するかどうかも検討が必要なので、やりっぱなしというわけにもいかないのが大変そう。
演出も独特な動き方をしています。アニメーションで見るとこんな感じです。
©SEGA
メッセージウィンドウが縮小しながら画面端に移動したり、複数の画像やキャラが表示し、それぞれがアニメーションしています。意欲的で非常に力が入ったデザインに感じました。
いくつか事例紹介
全部ではありませんが、いくつかデザインの事例を紹介します。
クオリティラインと量産する際のデザインバリエーションの参考程度に。
ファンシー
手書き風のフォント、色数の多い背景です。
背景の紙類がナナメに配置されていること、重なり合って奥行きが表現されているため、視覚的な情報量が多く賑やかさもあるデザインです。
全体的に暖色が多く、温かみがある印象を受けました。
©SEGA
ゴシック
文字も太く、全体的に暗くて重めの雰囲気のデザインです。
背景のレースが細かく描かれているため、引き締まった印象を受けます。
©SEGA
ナチュラル
ディグダグは木目調の板と古地図のデザインでした。
ブロックノイズが乗っており、デジタル要素もあるのが面白いところです。
©SEGA ©Bandai Namco Entertainment Inc.
終末感
上のディグダグの色変えでバリエーションが作られていました。
使っているフォントも同じですが、背景の色を変えているためかフォントの色は変えているようです。
©SEGA
サイバー
緑のスクリーンにドット調のフォントが採用されています。
全体的に直線的の要素が多く、デジタルな印象のデザインです。
©SEGA
和風
背景には、屏風や襖絵のような華やかな花柄のデザインが採用されています。メッセージウィンドウは古紙、巻物のイメージです。フォントは筆を意識してか、明朝体が採用されています。
「エラゲ」は女性キャラが多いため、花のようなデザインは相性が良いと感じました。
©SEGA ©TAITO CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.
研究所
薄暗くて怪しい雰囲気の背景です。フラスコや薬品瓶などが見えるため、何かの研究所、実験室などを思い浮かべます。
メッセージウィンドウは方眼紙ですが、薄汚れた感じが更に怪しい雰囲気を際立たせています。
©SEGA
車
背景は車の助手席から外を見た様子です。ドットパターンとモノトーンのフィルターがかけられているため、物質観などの情報量は抑えられています。
情報量が抑えられているためか、そこまで圧迫感は感じられなくなっています。
メッセージウィンドウは直線的で、ややデジタルな印象です。
助手席からみた背景ではシーンが限定されるため、汎用性は低いように見えます。
©SEGA
以上です。
独特なADVパートをデザインする際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
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