こんにちは!ちょこです!
「サッカースピリッツ」のスタンプにハングルが採用されていました。
スタンプの多言語対応を考える際、UIデザインの考え方の選択肢の一つとして参考になれば幸いです。
該当の箇所はチャット画面の右下の場所ですね。
はい、こちらです。
汎用的なスタンプには英語も含まれています。
その上で、あえてハングルのスタンプも残してるんですよね。
なぜ他言語版にハングルが混じっているのか、理由としては以下が考えられます。
- 開発、運営は韓国の会社である
- 多言語対応のコストが払えなかった
開発運営会社については以下の2社が担当しています。
本社所在地
株式会社Com2uS(代表:James Song)は1999年韓国で初めてモバイルゲームを開発・サービスを開始しました。
多言語対応については、2020/10時点で以下の言語に対応しています。
上から順に
となっています。9言語!多い!!
スタンプの中にハングルがあることについては正直、あまり見慣れなかったため、最初は違和感を感じました。OKのような簡単な英語であれば、小学生くらいのユーザーでも理解できます。ハングルの認知度はどうなんだろう…?といった理由です。
ただ、今の若い子は簡単なハングルが分かるのかも…?とも考え直しました。
確かに2000年代以降は韓流ブームという流れはあり、ファッションや食事、エンタメを中心に影響を及ぼしていることは実感できます。
そういった環境下であれば、簡単な言葉なら自然と目に触れている可能性が高いのかもしれません。
また、最近のチャットには翻訳機能が実装されているものもあります。
▲「AFKアリーナ」のチャット画面にて自動翻訳機能の挙動
問題解決のための意思疎通であれば、翻訳する方が確かに合理的です。
ただ、感情を伝える際はネイティブの言語で伝えることによって相手の受け止め方も変わります。
よく、芸能人や公人などが海外に行った際、現地の言葉で簡単な挨拶を述べるシーンがあります。これをどう受け止めるかは人それぞれですが、歓迎されたり、親近感を覚える人が多いように感じます。
相手の母国語に合わせて挨拶をする、感謝を伝えるなどのやりとりをすることによって、表面的な意思疎通だけではなく、相互に尊重しあえる関係性を構築できるかもしれません。
そう考えると、あえて他言語のスタンプを残すという考え方もアリなのかもしれません。
以上です。
スタンプの多言語対応を考える際、UIデザインの考え方の選択肢の一つとしてご紹介させていただきました。
▼参考書籍