こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマで毎日ゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」、通称「魂の絆」の多言語対応を行う際に用意する画像を少なくする小技を紹介します。
該当の画像が使われている画面はこちらです。
このように記号化されています。
これはドラクエシリーズやダイの大冒険の文字というわけではありません。
では、なぜわざわざ画面キャプチャの文字部分を加工してるのかな、と考えた際に多言語対応が関係しているのかなと思い浮かびました。
説明画像を作成する際に、画面のキャプチャが必要になる場合があります。
そこで、画面キャプチャを用意するのですが、多言語対応をすると言語分の画面のキャプチャが必要になります。
丁寧にやるのであれば言語分を用意することは可能だと思うのですが、説明画像に使われている場面の文字列の一部が更新された場合、説明画像の作り直しが発生します。
そうすると、デバッカー含めて対応コストが発生してしまいます。
しかし、よく考えてみると、説明画像に使われている画面キャプチャに映り込んでいる文字は読ませるものではありません。
画面のレイアウトや説明文が情報の中心になるため、画面キャプチャ内の文字が読めなくてもユーザーの理解に大きく影響はないと判断することができます。
そういった考えのもと、画面キャプチャ内の文字列を記号に置き換えたのではないか、と推測しました。
開発側のメリットを述べましたが、ユーザーにとってのメリットとしては、リソースを抑えることでロード時間を抑えられることが挙げられます。
少し補足します。
実際にどういったデータの扱いをしているのかは未調査ですが、全言語分のデータを端末に保存するより、言語ごとに必要なデータのみ端末に保存している方が効率的です。
説明画像が各言語分用意されていると親切ではあるものの、数が多いと言語を切り替えた際のロード時間が長くなると考えています。
ですので、全言語共通のデータにすることでロード時間が少なくて済むのかな、と考えました。
ちなみに文字を記号化するといっても「Clear」のような文字はそのままでした。
こちらも参考までに。
以上です。
開発側にとっては多言語対応のコスト減に繋がるのは大きなメリットかと思います。
説明画像を作成する際に画面キャプチャを扱わない方法もありますが、文字列を加工するデザインは初めて見たかもしれません。
多言語対応で説明画像を作成する際のデザインの参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者その他権利者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
©三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
© 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. © 2021 DeNA Co.,Ltd.
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」のガイドラインには個人ブログの利用に関して許諾する旨の記載がありました。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆- 動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン
株式会社スクウェア・エニックス(以下「弊社」といいます)の提供する『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』のプレイ動画(ゲーム内BGMを含み、以下「プレイ動画」といいます)の投稿、生放送配信、および画像投稿は、個人使用の目的に限り、以下に定めるガイドラインに従いご利用いただけます。
これによりゲーム画面のスクリーンショットの投稿についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。