ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「三国志名将伝」ボイスチャット機能が実装されていたので稀有な事例として紹介。意外とメリットも多い

こんにちは!ちょこです!

 

三国志名将伝」でボイスチャット機能が実装されていました。

該当の画面はこちらです。

f:id:appgameui:20210117134959p:image

 

 

このようにチャット欄で音声の送受信が可能な実装になっています。
てっきり音声入力だと思っていたのですが、まさかの音声送信。

 

これがあるゲームアプリは珍しいです。初めて見ました。 

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ボイスチャットについてユーザビリティの考察をしたことがなかったのですが、
キーボード入力と比較した際のメリットとしては…

  • 手入力より速く入力できる
  • タップ数の削減、漢字変換しないなど、手数が少なくて済む
  • 感情の機微が表現できる
  • 学習コストが抑えられる
  • 文字が打てない(あるいは読めない)ユーザーでもコミュニケーションが取れる
  • 即時双方向のやりとりが可能

かなー…。 

改めて考えてみるとメリット多いですね。特に手数を抑えられる点は魅力的です。

 

長期間の使用とか、状況によって使い勝手の変などは考察できていないので、おいおい考えます。

 

ちなみに「三国志名将伝」の場合はキーボード入力と音声入力の両方をサポートしているので「学習コストが抑えられる」というメリットは相殺されています。

逆にキーボード入力と音声入力の両方を学習する必要があるので、トータルでは学習コストは上がってるはず…。

 

まぁ…単体での機能の評価と言うところで…。

 

 

次にキーボード入力と比較してのデメリットは…

  • 送信前にプレビューができない
  • 性別や喋り方、環境音など、本人の特定に繋がる情報が増える
  • (日本の場合は)電車内などではボイスチャットの使用に配慮が必要となる
  • 耳が不自由な方の場合はコミュニケーションが取れない

こんなところでしょうか。

 

「本人の特定に繋がる」とか「電車内では配慮が必要」とかは気分的なものだったり、文化的なものだったりするのですが、日本だと割と重要視される評価軸だと思います。

 

 

他のアプリには音声から文字に出力する機能もあるようですが、2021/1時点での「三国志名将伝」には実装されていませんでした。

 

中国の方では、ボイスチャットは日本と比較して一般に普及している様子が伺えます。
なぜそうなっているかについては未調査です。

(逆に言えば、なぜ日本では普及していないのか、という話でもある)

 

利便性や文化的な観点から、日本のソシャゲでボイスチャット機能が普及する可能性は低いかもしれません。

 

しかし、現実的にボイスチャット機能を実装したゲームが日本でリリースされているので、気にすることも必要かなと思ったため、紹介しました。

 

以上です。

チャット機能を実装する際に、音声入力についても頭の片隅に入れておくと良いのかもしれません。デザインする際の参考までに。