ゲームアプリのUIデザイン

プレイしたゲームアプリのUIデザインに関して書き残します。毎日頑張って更新!

「創世記戦:アンタリアの戦争」アイテム一覧画面にショップへの導線がある

こんにちは、ちょこです。

 

「創世記戦:アンタリアの戦争」のアイテム一覧画面にてランダムでショップへの導線が表示されていました。

 

該当の画面はこちらです。

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右下に横長のバナーが表示されています。

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この導線は画面を切り替えるたびにランダムで切り替わります。

 

ランダムで導線が変わる、という部分だけ聞くと珍しい設計だと感じるかもしれませんが、基本的にはガチャやショップなど、商品購入の画面に限定して遷移される挙動になっています。

 

そういう意味では「ガワだけ変えている」に近いのかもしれません。

 

アイテム一覧画面にこのショップへの導線が設置されているのも興味深いです。

 

アイテム一覧画面の主な目的は…

  • 所持アイテムの使用
  • 所持アイテムの所持数の確認

 

この2つかなと思います。この目的を達成しようとした際のエラー結果として

 

アイテムが足りない

 

ということが考えられます。


「アイテムが足りない」となった場合、アイテムの種別にもよりますが、主に以下の入手方法が考えられます。

  • エストで入手
  • ミッションなどの報酬で入手
  • ショップで購入

 

この3つが代表的な入手方法かと思います。

この中の入手方法の中から「創世記戦:アンタリアの戦争」の場合は「ショップで購入」の導線を強化したのかな、と考えられます。

 

 

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また、ショップの導線を強化したからと言って、この画面から遷移してほしいわけではないと思います。

導線強化とは別の目的として「単純接触効果」を利用して、頻繁にユーザーの目に触れさせ、課金のハードルを下げようとしていることが考えられます。

 

  • 「資源が足りない時には?」というユーザーの問題を解決するためのライティング
  • アイテムのグラフィックを表示させ、カジュアルさを演出
  • 「ショップで必要な資源をチャージしよう!」と「必要」という文言を盛り込んで、重要度を訴求するライティング
  • 画面右下に配置して押しやすくしている

など、かなり堅調なデザインになっています。

 

訴求は下手にやると運営側の意図が強く感じられるのですが、「創世記戦:アンタリアの戦争」のバナーの場合は色数や文言は控えめになっており、嫌らしい印象は受けづらくなっています。

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以上です。

運用を続けていくと画面や機能が増えていきます。
導線を強化したい画面とそうでない画面も出てくると思います。

そういった時に、どの画面にユーザーを導くようにしたいか優先度を検討する場面が出てくるかもしれません。

その際に、運営側の立場としては商品を売る画面を強く訴求したい、という判断をした場合、今回紹介したような導線を敷くのは選択肢の一つかもしれません。

 

ショップへの導線を強化したいと考えた時の参考になれば幸いです。