こんにちは、ちょこです!
「機動戦隊アイアンサーガ」の確認ダイアログにて、選択肢の内容を確認するだけで行動を判断できるデザインになっていました。
該当の画面はこちらです。
選択肢だけ見ればいい
早速ですが、ひとつ例を紹介します。
こちらの確認ダイアログには以下のように書かれています。
賞金ハンター姉妹の挑戦を受けますか?
「逃走」「挑戦」
選択肢だけ見ると
「逃走」「挑戦」
となっており、本文を読まなくてもユーザーが行動を判断できるテキストが書かれています。
これが仮に
「いいえ」「はい」
だけだった場合、行動を判断するために本文を読む必要があります。
一般的にはユーザーは文字を読みません。
確認ダイアログの場合は、選択肢を読んで判断できなければ本文を読む、という行動を取ります。
データ全体に目を向けると、平均的なページには593ワードのテキストが含まれていた。したがってこれまた平均すると、もしユーザーがテキストを読むことだけに専念するなら、全体の28%を読む時間はあることになる。もっと現実的に見れば、ユーザーが普通のページで読むのはテキスト全体の20%程度と言えそうだ。
優先度を決めて取り入れるのが現実的
とはいえ、すべての選択肢に対して、個別テキストを設定することは現実的ではありません。
例えば以下の場面を優先的に考えてみるのではどうかな、と思います。
- 頻繁に表示される選択肢
- ゲームとして重要な選択肢
- やり直しができない選択肢
以上です。
ゲームUIをデザインする中で、確認ダイアログの選択肢のテキストを指定したり、監修することは少ないかもしれません。
しかし、ユーザーの利便性や認知コストを下げる意味で、UIデザインが関わる部分でもあります。
確認ダイアログの選択肢を指定する際に、どういった内容にするのが良いのか、悩まれた際の参考になれば幸いです。