こんにちは、ちょこです!
今回、私が購入した書籍の中からゲームUIデザイナーさん向けに紹介する書籍はこちらです!
「[デザイン技法図鑑]ひと目でわかるレイアウトの基本。」
表でまとめるとこんな感じです。
レイアウト | 文字配色 | 配色 | 図版 | 実例 | 索引 |
○ | ○ | ○ | ○ | 78例 | なし |
書籍の概要としては、実例とパターン化したサンプルを基に、図や文字などレイアウトの関連する要素を分析、解説している感じです。
以下、主な感想です。
理論ではなくパターン分析の勉強に
全体的な構成としては、座学のように解説するのではなく、図を基にパターン分析し、デザイン解説をおこなう系統の書籍です。
デザインパターンを出す際に、ちょっと見た目を変えるのではなく、アプローチを変えた見せ方、切り口をしたいが、どのような見た目にすれば効果的なのか分からない、といった方にオススメです。
そういった意味では、デザイナーの中でも経験が浅い方向けかもしれません。
非デザイナーの方だとちょっと難しいかも…。
レイアウトに関わる配色や文字などの要素にも触れている
この書籍は、レイアウトについて書かれていますが、配色や文字についても軽く触れられています。レイアウトが何によって構成されているのか、考察し、目を向けるのは幅広くパターン分析する上では重要だと感じています。
触れられている程度については「パターン分析する際の視点を養う」、「レイアウトを構成している要素として意識する」といった程度なので、より詳しく知りたい方はそれぞれの要素を深掘りした書籍を探してみるのも良いかもしれません。
例えば、書籍内で文字について書かれていますが、サンプルデザインに使われているフォント名は書かれていないため、使われているフォント名が知りたい方からすると物足りなく感じるかもしれません。
実例が掲載されているのでクオリティが高い
実例が掲載されているのがオススメポイントです。
ダミーで用意した図だけだと、初学者の方にとってはクオリティの担保が難しいと感じるため、実例がある方が分かりやすい気がしています。
ただ、実例のデメリットとして、時間が経つと陳腐化する点があげられます。
この書籍は2019/10/1発行ですが、紹介されている実例は2016~2019年まで幅広く、読むタイミングによっては時代遅れのデザインに見えてしまうかもしれません。
表面的な見た目だけではなく、どういった要素分析をしているかを参考にし、デザインの案出しに活かすのが良いと感じました。
以上です。
他の書籍も以下にまとめています。良かったらこちらもご覧ください。