こんにちは、ちょこきなこです。
今回は少しUIというより、UX寄りになるかも。
何かと言うと、アップデート内容から見える運営がどこを重視しているかという話です。アップデートは当然の機能だと思われていますが、ユーザーの行動に合わせた機能改修って開発段階だと考慮しづらいんですよね。
なのでアップデートは状況に応じた判断が必要になります。
どういったアップデートに注目したの?
いくつか紹介してみます。
バトル内放置の対策
バトル内の放置対策に関するアップデートが優先度高く対応されていました。
基本的にバトル内で放置するメリットはないのですが、バトル中に逆転不可だと判断したユーザーがバトルに参加せずに、他のユーザーのプレイを著しく毀損する行為があります。
(現環境だとリタイア出来ないので部屋から退出するためには接続を切らなければいけない)
ただ、ゲームの性質上、常時通信しなければならないので、回線が細かったり一時的な接続不良も放置と判定されるようになり、更なる改修は必要なのかな、と感じました。
グラフィック設定の改良
密かに色んなタイトルで実装されている機能のはず。
起動時に端末の情報見て、快適プレイできそうな設定でゲームを開始する仕様です。
設定は解像度だったり、fpsだったり、エフェクトや演出の描画の有無だったり。タイトルによってまちまち。
これらから共通してみられること
これらの改修から共通してみられることとして、マッチングさせたい意思が強く感じ取れます。
例えば、マッチング中の画面のデザインについて、キャンセルボタンがありません。マッチングするかゲームを終了するまで抜けれないデザインです。
また、マッチングした他のメンバーの情報はRANKしか表示されていません。
これにより、強さが分からないのでキックするための判断材料がなくなり、マッチングのしやすさに繋がります。
やらせたいことが明確になっている
マッチングのしやすさに関連しますが、基本的に各画面で「何をやらせたいのか」というのが明確です。
いくつか紹介します。
これはホーム画面のデザインです。
この画面ではバトルを開始するためのボタンが大きく表示されています。
やることが明確になっているので迷いません。
次にバトルの準備画面です。
こちらも押させたいボタンが明確に示されています。文字が読めなくとも分かるように、訴求したいボタンは大きさを変え、濃い色が使われています。
これによって自然と視線が誘導されます。
最後に強化画面を紹介します。
この画面もボタンの大きさで優先度をつけています。
(ただ、プレイスタイルにもよるのかもしれませんが、この画面に関して言えばキャラ強化より武器強化を操作する頻度の方が高いので優先度と利用頻度は一致してないのかも?)
まとめ
アップデート内容と画面のデザインの両方から見て、リンクスリングスの開発者はやりたいことを明確に絞って進めていくタイプのように見えました。
UIは企画者の「やりたいこと」を形にする側面もあるので、やりたいことが明確になっているとデザインもそれに向かうことができ、迷う時間や議論する時間も短縮され建設的に業務を進められます。
また、それによってユーザーを迷わせない画面作りにもつながります。