こんにちは、ちょこきなこです。
「Stormfall: Rise of Balur」ショップ画像なのですが、ちゃんと訴求になっているか気になりました。
ショップ画像はこんな感じの画像です。
こんな感じです。個々の情報を見たときに、それぞれ訴求しているのは分かるのですが、トータルで見て訴求になっているのか疑問に感じました。
その理由をいくつか書いてみます。
内容が直感的に分かりづらかった
書いてある内容が直感的に理解できませんでした。上から順に見ていきます。
まず最初に飛び込んできた情報は「+12275%」という異常に高い割合の数字です。
ただ、これだけ見せられても何を意味しているのか全然分からなかったので、分かる内容の情報を探しに先に進みます。
すると次に目に留まったのが、以下の情報でした。
この画像のなかでファーストビュー且つ最も大きい文字はこの情報です。
なるほど、3000個に10500個のダイアがおまけとして付与される、ということが分かりました。
次にその流れで「ボーナスアイテムの価値」という文字が目に入りました。
先ほどの文脈があるので、直感的に13万3805個のダイアがもらえるのだと理解し、ほぼ同じタイミングで矛盾に気付きます。
矛盾を抱えつつも、その矛盾が重要な矛盾かどうかの判断を先送りにしました。
後の情報で矛盾が解決する可能性もあるので先に進みます。
すると価格が書かれたボタンがあります。
2400円⇒960円とお得感が表記されています。
ただ、この時点でどの程度のお得感かは直感的には分かりません。
すると「バンドル価値」という馴染みのない情報がボタンのすぐ上に書かれていることに気付きました。
とにかく大きい数字が書かれているので訴求していることは分かりますが、「バンドル価値」の意味が分からず、何を訴求しているのかが分かりません。
ここまでに、
・結局何が貰えるのか?
・どの程度お得なのか?
が直感的に分からなかったので、見落とした情報がないか、もう一度上から見てみます。
手掛かりになる情報が無いか探しますが、右上の「残り2」は意味不明、在庫という考えはないはずなので、購入上限があり2個買えるということなのかな…。
いずれにしろ購入してみないと分からない情報なので無視。
ユーザーの購買意欲を駆り立てる意図であれば信用性を損なう情報となり、若干怪訝に思い警戒しました。
次にその下にある「60%OFF」の情報がありますが、あちこちにある数字のどれに対応した60%なのか直感的に分かりません。
この間大体2~3秒程度です。
ぱっと見た時に内容が理解できるかどうか判断するまでは恐らく1秒以下で、内容を理解しよう丁寧に見た場合でも+2秒前後といったところでした。
内容を理解しようと思わなければ割と一瞥して画面をスクロールするか、ページを閉じています。
グラフィックが良くない
内容の分かりづらさだけではなく、グラフィックがいい加減に作られているように見えたので、価値のない情報だと直感的に判断しました。
見出しのフォントが可読性に寄りすぎていて、事務的な印象を受けます。
色(#255 255 0)が記号的な色すぎて意図が感じられない。
情報が被っており、雑に配置されている印象。
など、グラフィックに関してもいい加減な作りに見えてしまったので、価値のある情報に思えなかった次第です。
まとめ
訴求しているのは分かるのですが、きれいに見せないと価値が伝わりづらかったり、ちゃんと見てもらえなかったり、むしろ価値の無い情報だと判断される可能性もあります。
この辺はまだデザインの価値が認知されていない領域なのかもしれないと感じました。
ただこれで非常に大きな売り上げを上げているとするとデザインに価値を置かれないのも仕方がない環境なのかな、と考えてしまいます。
この辺りはデザインに価値を置いていないクライアント対しては証明しづらい部分でもあるので悩ましい…。