こんにちは!ちょこです!
「UXデザインのための発想法」読みました!感想書きます!
まず題名にある「UXとは何を指しているのか?」「それをデザインするとはどういったものか?」という疑問が浮かびました。
結論から言うと「UXデザインのため」という言葉が使われているものの、発想の方法に関してまとめた書籍だと思えば良さそうです。
詰まるところ、発想法は問題解決のためのアプローチのひとつであり、そこにUXデザイナーならではの発想法がある!ということはありません。
実際、UXデザインの部分をキャラクターデザインと置き換えても支障ありません。
「UXデザイン」と冠しているのは、おそらく「〇〇のための」と付けるとターゲットが明確になり内容を読者が想像しやすいようになるためだと考えられます。
心理学で例えるなら「恋愛のための心理学」「マーケティングのための心理学」とか見かけると思います。根っこの部分は同じですが「○○のための」と付けると、どう応用して良いのか分かりやすくなりますよね。
以上を踏まえた上で、どういった方にオススメするかですが…
以前紹介した「UX原論」では、UXを考えた際の評価軸は示されていましたが、発想法に関して代表的なものはペルソナ、ダブルダイヤモンドが載っていた程度です。
なので、そういった分析法、思考法をもう少し詳しく知りたい方にオススメします。
発想法を直接的に取り入れることは難しいかもしれません。問題定義が終わり、それに対する解決策を話し合う際の手掛かりとして扱えるかな、と思います。
発想法に関してはwebにも情報があるので、書籍を購入する前にネットを探してみると良いです!例えば以下のサイトには…
- ブレインストーミング(ブレスト)
- ブレインライティング
- 希望点列挙法
- 欠点列挙法
- オズボーンのチェックリスト
- 6つの帽子思考法
など、13個の発想法が紹介されています。
まずはこれをベースに各現場に落とし込んでみるとか。
ただ、ゲームUIの場合は、世界観を中心にユーザーレビューとメンタルモデルといった資料にして、合理的か効率的か、という理屈で構築していくことがほとんどだと思います。
(とはいえモンハンのように敢えて複雑で分かりにくいUIを採用するケースもありますが…)
ですので、発想力が求められるケースは少ないかも…。
発想も重要ですが、UIデザイナーは発想を形にしたビジュアルが重要視されます。
ソシャゲのゲームのUIデザイナーであれば、web広告やSNSに投稿する訴求画像に活かせるかも…?
もう少し広いレベルを求められる方だと、新しいサービスの構築やデザインの改修を請け負うデザイナーの方ならヒントになるかも。
あとはCMを企画する方にも参考になるかも。
いずれにしろ、このブログのメインターゲットではないですが。
他の書籍も以下にまとめています。