こんにちは!ちょこです!
今回は「ユージェネ」の誕生日の入力フォームにおけるマイクロコピーのデザイン事例を紹介します。
該当画面はこちらのプロフィール画面です。
初期値が入力されていると誤入力防止になる
こちらの「誕生日」の項目のマイクロコピーについて紹介します。
値が未入力の場合、このように「0月0日」と表記されています。
当たり前ですが、0月0日というのは存在しない日付です。
通常、こういった入力フォームには、入力ミスをしないためにどういった値を入力すれば良いのか手本が示されていることが多いです。
実際に「ユージェネ」の年齢確認の入力フォームには、入力する値の手本が示されていました。
ここの部分ですね。
初期値で「西暦」年「1」月生と入力されています。
これによって、年は和暦ではなく西暦を入力すれば良いなど、どういった数字を入力すれば良いのかユーザーにとってわかりやすくなっています。
年齢確認時と誕生日入力時の違いですが、
誕生日の入力フォーマットには存在しない日付が設定されている点が大きく異なる点です。
また、誕生日入力時には年齢確認時には無い注意事項もあります。
- 年齢認証時のものとは別です
- 誕生日は一度設定すると変更できません
注意事項があるということは、
入力する際にユーザーに注意を払って欲しいためだと推測されます。
注意を払って欲しい理由としては、
- 重要な情報である
- 誤認識されやすい情報である
といったところでしょうか。
違和感を利用したマイクロコピー
注意を払って欲しい情報であるがゆえに「0月0日」という情報を初期値にしたのかな、と考えます。
仮に「1月1日」を初期値とした場合、誕生日が「1月1日」のユーザーの中には「既に自分の誕生日が入力されている」と認識する場合もあるかもしれません。
しかし「0月0日」としておけばそういった誤認識は防げます。
また、実在しない日付は見慣れていない為、違和感に気付く可能性があります。
違和感に気付くと意識が向き集中に繋がります。
その結果、正確な情報の入力に繋がる可能性が高まるのではないか、と推測します。
以上です。
入力フォーマットの初期値を工夫することによって、ユーザーの学習コストの低減、誤入力の防止などが考えられます。
UIデザインはグラフィックやレイアウトなどに注目されがちですが、こういったテキスト部分にも注意を払う必要があります。
マイクロコピーを意識する際の参考になれば幸いです。