こんにちは、ちょこです。
このブログでは「ゲームのUIを見てみましょう」というテーマでゲームを紹介しています。少しでもゲームのUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「逆転オセロニア」の中に初心者マークを世界観に合わせてデザインした例が見られたので、そのデザインを紹介します。
該当のUIパーツはこちらのホーム画面で使われていました。
ゲーム内で最初に表示される画面ですね。
このホーム画面の中央付近に、黄色と緑で構成された盾と初心者マークを合わせたようなシルエットのグラフィックが表示されています。
初心者マークは車のステッカーをはじめとして、ゲームでも時々見かけます。
過去にプレイしたゲームの中で紹介してみます。
1:「スターホースポケット」
これは初心者向けのTipsであることを示していますね。
2:「ゴエティアクロス」
任務ボタンの上に被るように初心者マークが表示されています。
これは初心者用の任務(ミッション)があることを示してるのかな。
3:「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」
バナーの中に初心者マークが使われています。
これも初心者用のミッションを示していることが伝わります。
4:「アスカZERO」
小さいですが「初心」という文字の横に初心者マークが使われています。
周囲と比較してかなり明るいであるため、小さくでも十分目立っています。
5:「パレットパレード」
初心者マークが世界観に合わせたトーンになっています。
また「新任課題」の文字も初心者マークの色に合わせています。
パーツ単位ではなく面で初心者感じが出るようにデザインされていますね。
6:「きららファンタジア」
こちらの初心者マークも周囲の色や世界観に合わせてやや抑えられたトーンです。
7:「歌マクロス」
「ビンゴ」の文字の横に初心者マークが使われています。
初心者向けのミッション、という意味であると考えられます。
8:「ワールドサッカーコレクションS」
初心者マークが斜めに配置されています。
躍動感が表現されつつ、黒背景に彩度の高い色なので色も映えます。
9:「マジカミ」
おー、これも世界観に寄せた初心者マークのデザインですね。
独自のマークが初心者マークの中央にデザインされています。
10:「アニドルカラーズ」
周囲のアイコンと比較して、これだけ2色のアイコンになっており、目立っていますね。
馴染ませるのではなく、目立たせて視線の誘導に使う感じですかね。
11:「ドールズオーダー」
バナー素材の中に使われていました。
緑と黄色の色の境界に黒色の線を引いているのが特徴でしょうか。
画像の中では初心者マークがかなり強調されているので特に見せたい情報だったのかな…。
…という感じで11タイトル紹介しましたがいかがでしょうか?
思ったより初心者マークは色んなタイトルで採用されていることが伝わったのかなと思います。
さて「逆転オセロニア」のデザインを見て改めて気付いたことは…
初心者マークはなんとなくの形状と色の組み合わせがあっていれば認知されること、です。
形状が正確でなかったとしても印象があっていれば、似たパターンを記憶から検索して解釈可能であるようです。
故に世界観に寄せたデザインであっても初心者マークとして解釈可能です。
ただ、唯一注意したいのは、ユーザーによっては初心者マークのメンタルモデルが通じないことが考えられます。
日本では当たり前に通じる記号でも他の地域では通じないことは珍しくありません。
海外のユーザー向けにデザインしても意味が伝わらないか、伝わりにくい懸念が考えられます。
海外にリリースしたり、多言語対応をする際は注意すると良いのかもしれません。
以上です。
ゲームのパーツに現実世界の初心者マークを使うと、ゲームの世界観から逸脱してしまう見た目になってしまうかもしれません。
その結果、ゲームの没入感が阻害される恐れがあります。
ゲームUIにおいて、没入感を高めるデザインにすることは重要です。
「逆転オセロニア」では何が初心者マークを構成しているのか分析して、世界観に合わせて再構築したデザインをされていました。
この考え方は汎用的に置き換えることが可能です。
初心者マークなど現実世界にあるデザインを、世界観にあわせてデザインする際の参考になれば幸いです。