こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマで毎日ゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「魔法使いの約束」、通称「まほやく」のロゴに隠されたデザインを考察してみます。
「魔法使いの約束」のロゴは世界観の表現や可読性だけではなく、ストーリーに関わるメッセージが隠されているタイプのデザインに見えました。
有名なのはPS1の「ヴァルキリープロファイル」でしょうか。
ヴァルキリープロファイル[PS1]。隠された真エンディング。初回で見られた人は… - おしょ〜の激コアゲームライフ
色々なタイプのロゴをデザインすることがあるかと思いますが、デザインをする際の一つの指針のとなれば幸いです。
「魔法使いの約束」のロゴデザインはこちらです。
このロゴに隠れているデザインの意図について考察を述べさせていただきます。
考察部分については仮説を多く含んだり、必ずしも結論を出しているわけでもありませんのでご了承ください。
- 1:「約」の点が2つ
- 2:部分に反転している文字
- 3:散りばめられた星の意味
- 4:「魔」に隠された月
- 5:対称性のあるデザイン
- 6:月とユリの関係性
- 7:ユリの花びらの数が足りない?
- 8:花びらは欠けているのか?
- 9:魔法陣は満月を表わしている?
- 10:反転していない鏡文字
- 権利者さまへ
文字の話
1:「約」の点が2つ
最初に引っ掛かったのは「約」の文字です。
このように右側の点が2つあります。
これは文字の読みやすさを考慮すると不自然なデザインです。
ロゴをデザインする際にバランスを崩すことはしばしばありますが、この崩し方では誤字に見られてしまう可能性があります。
「魔法使いの約束」はクオリティの高いロゴデザインであるため、誤字に見えるようなデザインはミスではなく必然的なものであり、何かしらの意図を含めているのだと感じました。
2:部分に反転している文字
仮に意図的ではなかったとしても、それがひとつだけならバランスの取り方の捉え方の考え方と違いとも考えられますが、糸の一部の形状も反転しています。
「魔法使いの約束」において「反転」は多くの意味を含むため、やはりロゴには何かしらのメッセージを含めていると感じました。
3:散りばめられた星の意味
ロゴに散りばめられている星のデザインと数が気になりました。
ロゴに隠れている星は3つあります。「魔」の文字に1つ、「約」の文字に2つです。
次にゲーム中にある賢者の書の表紙に注目してみます。
画面遷移演出中に一瞬だけ表示されますが、表紙はこのようなデザインです。
画面の四隅に星の装飾が施されています。
数は一致していませんが、これについては私が見落としているのかもしれません。例えば、ロゴの中央も星とカウントするとか、「の」にも星が隠れているようにも感じます。
いずれにしても何かしら因果関係があるようには感じます。
4:「魔」に隠された月
続いて「魔」左上のパーツが不自然に伸びているのが気になりました。
これは「魔」に隠された月の一部なのではないか、と感じます。
仮に月を隠しているのであれば、なぜ「魔」の文字に隠しているのか…?という疑問も浮かびましたが、これについてはこの後に触れたいと思います。
5:対称性のあるデザイン
ロゴのバランスを見ると、全体的に対称性を意識しているように感じました。
具体的には魔と束の払い、法と約の一部です。
こちらと…
この部分ですね。
先ほどの「反転」というキーワードと同時に「魔法使いの約束」においては「対称性」についても重要な要素であるため、ロゴをデザインする際にも意識していると考えられます。
6:月とユリの関係性
さて、仮にロゴが対称性を意識しているとなると、先ほどの「魔」に隠された月の意味を考えるヒントが浮かびます。
ロゴの右端にあるのはユリの花です。このユリの意味を考えてみます。
ユリの話
7:ユリの花びらの数が足りない?
ロゴの右にある花はユリです。ゲーム中でも頻繁に登場しています。
ただ、ロゴに描かれている花びらは5枚ですが、通常はユリの花びらは6枚です。
ユリの花には、6枚の花弁があるように見えます。
ロゴのユリだけではなく、ゲーム内のユリのデザインを確認してみると不思議なことになっていました。
まずライブラリのユリの花びらは5枚です。
パーティや賢者の書に描かれているユリの花びらは6枚です。
背景のスタンドグラスに描かれているユリは7枚です。
最後にお別れのアイコンのユリは5枚です。
使われている状況からユリは魔法使いを暗喩しているのだと推測します。
パーティやお別れ、ライブラリなど、いずれも魔法使いに関する行動を表わしています。
賢者の書のアイコンについても賢者(プレイヤー)の傍らにいる魔法使いと見ることもできますし、賢者の書の内容も魔法使いについて書かれています。
ユリは魔法使いだとして、花びらの数が一定ではないのはどういった意味があるのか…気になるところです。
8:花びらは欠けているのか?
ゲーム中のユリの花びらは一旦忘れて、ロゴのユリの花びらについて注目します。
改めてユリを見ると、一部の形が崩れているように見て取れます。
ここの部分ですね。
同時に「魔」の近くにもこの欠片のような表現があります。
この表現を「崩壊」と見ることもできますし、「再生」と見ることもできます。
先に紹介しましたが、仮に月とユリが対称的な関係性を持つのであれば「魔」に隠された月が崩壊しているのであれば、ユリは再生を表わしていきます。
あるいはその逆も解釈することができます。
月を犠牲にすればユリは助かる。
月を救おうとすればユリが犠牲になる、という関係性ですね。
魔法陣の話
9:魔法陣は満月を表わしている?
改めてロゴを見てみると、大きな魔法陣が描かれています。
見たままに魔法陣と解釈することもできますが、もしかしたら月の意味を含めているのかもしれないと考えています。
ゲーム中の月と言えば満月です。
ただ、今のところロゴの中には三日月しか見つけられていません。
月と言えば満月にも関わらず、満月をモチーフとして外すことは考えづらく、だからこそ満月はどこに行ったのかな…と考えた際に、魔法陣が候補に浮かび上がります。
というのも、OPムービーを見ると魔法陣が月を背負っている構図が印象的です。
何かしらの因果関係はあるように感じます。
10:反転していない鏡文字
こちらの魔法陣の外側に文字の様なデザインが施されていることに気付きます。
Sのような5のような記号ですね。
また、賢者の書の表紙にも似たような文字が書かれています。
ただ、それぞれ左右非対称のデザインになっています。
どちらが正しい見方なのかは分かりませんが、仮に魔法陣が月を示してるのであれば、反転している方は月の裏側を表わしているのかもしれません。
このように「魔法使いの約束」では何かしらのメッセージを含めたロゴデザインになっていると感じました。
どういった意味が含まれているのかは分かりませんが、世界観の没入感に貢献しているように感じました。
以上です。
ロゴにメッセージを含めたいと考えた際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
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