こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「ロックマンX DiVE」におけるユーザーの呼び方をご紹介します。
しばしばゲームではユーザーのことを独自の名前で呼ぶことがあります。
例えば「勇者」「プロデューサー」「マスター」とかそういった固有名詞です。
「ロックマンX DiVE」では「プレーヤさん」という名称を利用しています。
見た感じ「プレイヤー」も一般名詞として使っているのでちょっと分かりづらい印象です…。
このデザインにより、以下の特徴があるように感じました。
- ゲームの世界観を表現している
- 似たような意味の言葉を、似た表現で使うと一瞬混乱する
- 用語の統一をした方が分かりやすい
該当の画面はこちらです。
ゲームの世界観を表現している
ナビがユーザーのことを「プレーヤさん」と呼ぶ理由はチュートリアルで明かされています。該当部分のアニメーションです。
文字が読みやすいように大きくします!
あなた様はわたしたちにとって、ず~っとゲームをプレイしてくれる、
大切なプレイヤーさんなのです!先ほども、「ロックマンX」をプレイしてくれましたよね?
子供の頃は、おじいさんおばあさんにゲームを買ってもらって、
でも休日の1時間だけしか遊ばせてもらえなくて、しかも夜8時以降は禁止されていたのに、
隠れて遊んでましたよね!?ゲームデータだけじゃなく、
そんなプレーヤさんとの記憶もぜ~んぶ、
このディープログに保管されているのです!で・す・の・で!
都合上、「プレーヤさん」って呼ばせて頂きますね!
とのことです。
正直ちょっと分からないけど、ロックマンXシリーズの世界の中でのルールなのかな…。
そうであってもなくても、独自の呼び名を用いることで世界観を強調しているように感じました。
似たような意味の言葉を、似た表現で使うと一瞬混乱する
「プレイヤー」と「プレーヤー」の単語が文章中に混在すると、一瞬意味を判断することが難しくなり混乱します。
そしてランキング報酬は、シーズン終了後全プレイヤーに送られます。
シーズン終了時のハンターランクに応じて、報酬も豪華になりますよ!
さあプレーヤさん、上位ランクめざして、一緒にがんばりましょうね!
上で触れた通り、一般名詞としては「プレイヤー」が用いられ、
ユーザー自身のことを指すときは「プレーヤ」が用いられています。
一見して似た言葉なので瞬間的な判断がしづらくなっています。
また「プレーヤ」は「プレーヤー」と似ていることも瞬間的な判断を難しくしている理由に思えます。
どれも言葉としては間違いではないのですが、文化的にゲームでは主に「プレイヤー」が用いられがちです。「プレーヤー」はDVDプレーヤーなどの電子機器に用いられがちです。
「プレーヤー」も「プレイヤー」も同じ意味です。
「プレーヤー」は「スポーツ選手」や「楽器の演奏者」などに使われる傾向があります。
「プレイヤー」は「オーディオ機器」や「ゲームをする人」などに使われる傾向があります。
「プレーヤー」と「プレイヤー」の違いとは?分かりやすく解釈 | 意味解説辞典
ただ、コナミ社の音ゲーでは(恐らく)敢えて「プレーヤー」を用いています。
アーケードゲームプレーヤーの頂点を決める
アーケードゲームプレーヤーの頂点を決めるKONAMIの公式eスポーツ大会「The 10th KONAMI Arcade Championship」を開催 | 株式会社コナミアミューズメント
世界観を表現しているのは分かりますが、分かりやすさと言う点ではかなり気になってしまいました。
用語の統一をした方が分かりやすい
用語の使い分けについて開発者も混乱しているのか、実際に用語の不統一が見られました。
一部Tipsなどでは「プレーヤー」という用語が使われてしまっています。
該当部分を抜き出します。
プレーヤーの総戦力は武器やハンタープログラム図鑑の進捗度でも上昇しますので、
使用していない武器やキャラの成長も総戦力アップにつながります。
用語の統一という意味では「プレイヤー」とするのが望ましいのですが「プレーヤー」と表記されています。
用語の不統一があると、世界観の没入感、コンテンツの信頼性、ブランド価値などが下がってしまう恐れがあります。
用語の不統一があって良いことは無いので、なるべくなら間違えにくいような用語を採用すると良いのかなと考えます。
まとめ
まとめると「ロックマンX DiVE」のユーザーの呼び方について感じたことは以下の3点です。
- ゲームの世界観を表現している
- 似たような意味の言葉を似た表現で使わない方が分かりやすい
- 用語の統一をした方が分かりやすい
他にも気付いた点があれば、コメント欄にて教えていただけると嬉しいです。
以上です。
戦力を効率よく高めるための導線をまとめる画面をデザインする際の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「ロックマンX DiVE」のガイドラインを確認したところ、権利者のカプコン公式HPにて、SNSやwebサイトへのゲーム画像の投稿は許諾されている旨の記載がありました。
カプコンのゲームの画像を動画サイトやSNS・個人サイト等に掲載してもいいですか? (著作物に関するQ&A) | 株式会社カプコン : サポート
主な参照箇所を抜粋します。
ご自身で撮影されたゲーム映像のスクリーンショットに関しては、動画投稿のガイドライン(カプコン動画ガイドライン)に沿った内容であれば、使用していただくことが可能です。
以下は上記のQ&Aにて示されているリンク先の画面のキャプチャです。
主な参照箇所を抜粋します。
【投稿できるもの】
- PCのキャプチャーボード・PCソフト(Steamクライアントを除く)など、ゲーム機やゲームの機能以外を使用する場合は、「ご自身がプレイした映像を編集する」「ご自身のコメントを付ける」など、ゲーム映像に独自の付加価値を付けたもの
【投稿できないものの主な例】
- 感想や意見などを付けずに、スクリーンショットのみ掲載したもの
4:タイトル個別でガイドラインを設けているタイトルはありますか?
現時点では、ございません。
10:ガイドラインの対象になるゲームソフトは何ですか?
機種にかかわらず、カプコンから発売されているゲームソフト(ゲームアプリも含む)全てが対象です。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。