こんにちは、ちょこです!
今回、私が購入した書籍の中からゲームUIデザイナーさん向けに紹介する書籍はこちらです!
「究極のロゴデザイン: 精鋭クリエイティブディレクター、アートディレクターの思考と表現から学ぶ。 Designer's Collection」
主な感想は以下です。
それでは各々説明します。
ロゴの事例が豊富
「究極のロゴデザイン」では実際に世に出ている国内の企業、商品などのロゴが1000点紹介されています。非常に高クオリティの見本帳として読むのが良さそうだと感じました。
また、それぞれのロゴについて、主に以下の7点の情報が掲載されています。
- ロゴの画像
- 商品名、サービス名、企業名など
- 使用フォント(オリジナルが多い)
- 担当したデザイナーさんのお名前
- 制作年
- (一部)使用例の画像
- (一部)そのロゴのデザインの意図ついて説明
文字情報少な目だけど、眺めているだけでも楽しいと感じました。
丁寧に読み解くともっと面白い
眺めているだけでも楽しいのですが、文字情報が無い部分を補うために各々のデザインを丁寧に読み解くと、より情報が得られると思います。
個人的には以下の手順で読んでみました。
- 全体に目を通してざっくり色や形を把握する
- 見た目を観察し、情報、どこを削って何を残すか読み解く
- 特に気になったものは、どのような経緯でデザインされたものかを調べる
自分が気になって調べたロゴの中で情報が出てきたのは以下。
1:すみだ水族館
- デザイナー・廣村正彰が語る、すみだ水族館のロゴに込めた"想い" | TECH+(テックプラス)
- サインデザインは「本当はないほうがいい」 - 廣村正彰が語るデザイン (1) | TECH+(テックプラス)
三角形で構成させている点、取り回しのしやすさなどは興味深いと感じました。サインの使われ方を見たいがために、すみだ水族館行きたくなってきました。
2:富富富
異体字を利用するのは面白いのと、歴史を紡ぐ意図が感じられる必然性も好きです。
3:ISEKADO
前のデザインと比較すると全体的に今っぽくした感じなのかな。伝統を守りつつ時代の変化に合わせる様子が見れたのが興味深かったです。
4:新潟をこめ
「を」の中にある米粒が好きです。印象に残りやすく、人にも伝えやすそうなデザインだと感じました。
ざっくりこんな感じです。ネットで少し調べただけなので、もしかすると雑誌のインタビューなどで語っている情報もあるかもしれません。
なんにせよ「究極のロゴデザイン」をきっかけにして、ロゴのデザインについて詳細な情報を得るようにすると、より楽しめるかと思いました。
ゲームのロゴとは異なる評価軸
最後にやや余談にはなりますが、ゲームやアニメ、漫画といったエンタメ作品系のロゴは掲載されていないため、エンタメ系のロゴを目的に読みたい方は別の書籍を参考にする方が効果的かもしれません。用途に合わせて手に取るのが良いかと思います。
例えば以下のような書籍もあります。
「究極のロゴデザイン」については、個人的には直接的に業務に関わりがなくても、デザインの基礎をカバーするという意味ではオススメできる書籍だと考えています。良かったらぜひ読んでみてください。
以上です。
他の書籍も以下にまとめています。良かったらこちらもご覧ください。