こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「リバース:1999」から多言語対応を考慮した効率的なTIPS画像の制作事例をご紹介します。
多言語対応する場合、TIPS画像を用意するのはとても大変です。
「リバース:1999」では架空の文字を表示し、画像を共通化していました。
これにより効率的にTIPS画像を用意できることが期待できます。
以下、詳細です。
対応言語は5つ
「リバース:1999」は現在、以下の5つの言語に対応しています。
言語はオプションから変更できます。
それぞれの言語に合わせた画像などのコンテンツを用意するのは場合によっては時間がかかるため、できれば効率化を図りたいところです。
TIPSを共通化することで作業コストを抑える
5つの言語対応をする際、TIPSの制作を含めた作業コストを考えるのは重要です。
愚直に対応する場合、実装が変わるたびに言語分のキャプチャを撮影し直し、差し替えを行う必要があります。
これを架空の文字に置き換えることで、キャプチャと差し替えのコストを抑えることができます。
実際の事例を紹介します。
日本語
英語
韓国語
このように全言語で架空の文字に置き換わっていることがわかります。
読めない文字に置き換えても、どの画面のどこを指しているかは文脈上理解できるため、実際に困ることはないように感じます。
世界観に沿った架空の文字
文字のデザインにも注目です。
「リバース:1999」のTIPSでは、世界観に沿った架空の文字が使われています。
読めない文字で良いなら、◆や▲といった記号に置き換えてもコストは抑えられます。
「リバース:1999」では世界観に沿った文字を採用することで、世界観の没入感を高める効果を狙っているように感じました。
世界観的に違和感が無いようであれば、このようなアプローチも選択肢のひとつなのかもしれません。
画像を共通にすることでデータ容量も抑えられる
データを共通化することでアプリの容量も抑えられるのかなと感じました。
TIPS画像は何枚も用意する必要があり、画像サイズも大きくなりがちです。
データを共通化することで枚数を抑え、結果的にアプリの容量も減らせるのかなと思います。
「リバース:1999」のようなリッチなタイトルだと効果は薄いかもしれませんが、容量が小さいカジュアルなゲームの場合は効果的かもしれません。
他タイトルの事例
ちなみに「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」でも同様のデザインを見かけました。こちらも多言語対応されていました。良かったらご参考までに。
以上です。
多言語対応する時のTIPのデザインコスト削減の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
他のゲームUIも紹介しているので、もし良かったら他の記事も見て行っていただけると嬉しいです。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「リバース:1999」のガイドラインを確認したところ、以下の記載がありました。
本ガイドラインを遵守していただければ、当社の許諾を得ていただく必要はございません。
第4条 許容される派生品創作活動の範囲
本ガイドラインに反しない範囲で、派生品創作活動を行ってください。
法人格のない個人または団体が行うことができる非営利目的による利用の例は、以下のとおりです。(1) イラスト、マンガ、ガレージキット、人形などの3D作品の制作、展示、配布
(2) 同人誌及び同人グッズ(電子版を含む)の制作、展示、頒布及び公開
(3) コスプレ衣装の制作、展示、販売
(4) コスプレ写真・映像のウェブ上での配信、展示、放映、発表
(5) ゲームのプレイ動画の投稿、配信(生放送を含む)、及びスクリーンショット等の画像の投稿
(6) 公式作品の画像を個人プロフィールページの背景やアイコンなどに使用すること
これによりゲーム画面のスクリーンショットのブログの利用についてはガイドラインに従った前提で許可されている認識でおります。
画像利用、記事の内容について問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。
速やかに対応いたします。