こんにちは!ちょこです!
「人間工学の基礎」買いました!読みました!紹介します!
2021/1時点でAmazonでレビューは付いてないので購入を検討する際の参考になれば幸いです。
目次としてはこんな感じです。
- 人間工学序論
- 人間工学のアプローチ
- 人体の仕組み
- 人間の形態・運動機能特性と設計
- 人間の感覚・反応特性と設計
- ヒューマンエラーと信頼性設計
- 官能評価と感性工学
- 自動車と人間工学
- 高齢者・障害者と人間工学
- ユニバーサルデザイン
基本的なところは触れられているのかな、という印象です。
この中から業務に関わりが深い部分に目を通すのが良いかと思います。
ゲームUIの場合、視覚情報をどう認知、処理するか、ということに注力するので、その辺りが参考になりそうです。
人間の可動域などはアーケードを開発する際に役に立つとは思いますが、案件としては稀なので必要になった時に見返すくらいの優先度でも良いかもしれません。
各内容の構成についてですが、論文や書籍などから引用して構成されています。
筆者の主張などが含まれないタイプの書籍ですね。
人間工学について包括的に知る分には良いのですが、文章についてはカジュアルではありません。
読んでいて興味が掻き立てられる、という気分にはなりづらいと感じました。
良いところとしては、出典が都度示されている点は分かりやすいです。
個人的にはこの書籍の価値はここにあるのかな、と思います。
内容的にも構成的にも初学者にはあまりおすすめできないのですが、出典元についてはきちんと明示されているのはとても良いと感じます。
参考資料が示されていると、気になる記述があれば参考資料を当たることが出来ます。
良くないと感じた点ですが、Kindleだと読みづらいところです。
- レイアウトが最適化されていない、
- 処理に時間がかかるのか、ページが意図せず飛ぶ、
- 次ページにいこうと思ったら前ページに戻る、あるいはページが切り替わらない
- 見た目と内部的なページが一致しない
-
図やグラフなどはあるが白黒。他の書籍と比較してやや見づらいと感じた。これは引用元の図が白黒だったためだと考えられるが見づらいものは見づらい
これは私の端末の問題なのか、データの問題なのかは分からないのですが、少なくとも2端末中2端末で発生したので個人的には100%発生していました。
今回紹介した「人間工学の基礎」は「HCDライブラリー」のようなカジュアルな書籍と、専門的な書籍の中間に位置づけ出来ると思います。
初心者が最初に買うような書籍ではないと思いますが、カジュアルな書籍を既に読み終わり、より専門的な知識を求めるような方であれば手に取ってみるのも良いかもしれません。
以上です。
購入するかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
他の書籍も以下にまとめています。