こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームのUIを見てみよう!」というテーマでゲームを紹介しています。少しでもゲームのUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
今回は「永遠の7日-終わりなき始まり」通称「とわなな」の会話パートのグリッチフィルタについて紹介します。
該当の画面はこちらです。
キャラクターのグリッチ表現以上に、UIのデザインも変えているのが大きな特徴と言えます。
左右に並べて比較してみます。
左側が通常時のUIです。右側がグリッチフィルタ適用時のUIです。
心情描写を表わす時や大声で叫ぶ時など、キャラクターの声色やトーンによってメッセージウィンドウのデザインを変えるゲームはしばしば見かけます。
その一環であると考えると、デザインの工夫の痕跡が感じられるかと思います。
アニメーションで見ると以下のように動いています。
登場時の演出もかなり凝っているように見えます。
SFを舞台にしたゲームではグリッチフィルタはポピュラーな表現のひとつです。
ポピュラーな表現ゆえに差別化を図ろうと思っても、デザインが飽和状態になっている様子が伺えます。
そういった環境において、キャラクターだけではなくUIにもSFっぽい表現を取り入れる考え方は新鮮に映りました。
グリッチフィルタはあくまで手段です。
本来のグラフィックの目的は、情報をビジュアルで分かりやすく伝えることです。
そういった視点で考えた場合、フィルタの適用範囲をキャラクターに限定することは必須ではありません。
ただ、グリッチフィルタをUIにも適用する手法が、今後どう評価されるかはまだ分かりません。
仮に課題をあげるとするならば、通常時のUIと見た目が大きく異なるため、UIの変化に目が行きすぎ、テキストの内容に目が行きづらくなる、という点でしょうか。
「永遠の7日-終わりなき始まり」の会話パートのデザインにおいては、UIパーツという周辺の情報を利用して、よりユーザーに没入感を与えられるように取り組んでいるように感じました。
以上です。
グリッチフィルタとその周辺のデザインを検討する際の参考になれば幸いです。
おまけ
「永遠の七日」のグリッチフィルタは以下のデザインでした。
権利者さまへ
以下はコンテンツ利用に関する認識の説明です。
「永遠の7日-終わりなき始まり」の利用規約には以下のようにありました。
4.2 お客様は、本サービスを通じて情報、データ、ソフトウェア、音声、写真、画像、映像、タグその他の素材(以下「コンテンツ」といいます。)を、他の特定又は不特定のお客様に対して送信し、アップロードし、投稿し又はその他の方法で提供することができます。一般に公開するか又は非公開で提供するかを問わず、お客様が本サービスを通じて送信し、アップロードし、投稿しその他提供するすべてのコンテンツに関する責任は、弊社ではなくお客様が単独で負うものとします。
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