こんにちは、ちょこです!
今回、私が購入した書籍の中から紹介する書籍はこちらです!
「ノンデザイナーズ・デザインブック」
この本の基本原則に従えば、あなたの作品が、もっとプロらしく、組織化され、一体化され、おもしろくなることを保証します。
購入しました!ざっくり紹介します。
レイアウト | 配色 | フォント・文字組 | 画像配置 |
〇 | △ | △ ※日本語は補足 | × |
インフォグラフィック | 表・グラフ | ユニバーサルデザイン | 索引 |
× | × | × | 213語 |
備考 | |||
# パンフレット # ハガキ # 翻訳本 |
所感
- 日本語訳の補足もありますが、ほとんどの図説が英語で直感的に理解しづらい印象です
- 要素が分解されており、パターン出ししやすくなりそう
- ゲシュタルトの原則に基づくレイアウトの説明があります
こんな人にオススメ!
書籍内では以下のような方をターゲットにしている旨が書かれています。
- デザインを正式には学んだことがないけれど、デザインする必要がある人
- ニュースレターを作るように上司から指示された秘書
- お知らせを信徒に伝える教会ボランティア
- 広告を自分で作る自営業者
- 見栄えのいいレポートのほうが点数が高くなることを知っている学生
- 聴衆を引き付けるプレゼンテーションのほうが大きな尊敬を得られることを実感している専門家
- 上手に提示された情報のほうが生徒の反応がいいことを知っている教師
- 数字や統計情報を、読者の眠気ではなく読む気を誘うように注意して配置している統計家
- デザインやタイポグラフィの学習に割ける時間や関心はないものの、自分の作るページを見栄え良くする方法をしりたいという人
感想まとめ
感想まとめです。
正直、現在の非デザイナーさんにはおすすめしづらい内容です。
以下がおすすめしづらい理由です。
- 図が英語なので直感的に理解できない。日本語の図は補足として記載がある程度
- 翻訳文であるため、慣れていないと読みづらい
- 表やグラフ、画像の配置など、他の入門書籍と比較して扱われていない情報が多い
- 他にも読みやすい書籍が出版されている
Amazonのレビュー件数も多く信頼性も高いように見えるのですが、初版は1998年です。2022年現在では四半世紀ほど経過している状態です。
98年当時と比べると、2022年は子供でも手軽に写真撮影や動画編集ができる環境になっています。スライドや文章を作成する環境も整い、デザインに触れる人も多くなってきています。また、ユニバーサルデザインを教育の現場に取り入れる動きも活発化してきています。
このような環境の変化があるため、非デザイナーとはいえ求める知識や技術が高度化しているように感じます。
加えて、入門書として非デザイナーの方におすすめするにはハードルが高い構成になっています。具体的には翻訳本であることによる読みづらさ、図説が英語になっているため、直感的な理解が難しいのではないか、という懸念があります。
欧文書体の文字組みについては丁寧な説明がされていますが、非デザイナーを想定するなら日本語の需要が中心です。日本語も補足として要点のみがまとめられているが、情報量としては物足りなさを感じると思う。
この書籍を参考にし、後世に出版された書籍が多くあるので、あわせて比較検討してみるのが良いのかな、と感じました。
他の書籍も以下にまとめています。
以上です。
デザイン初心者の方にオススメする書籍を検討する際の参考になれば幸いです。