こんにちは、ちょこです!
今回、私が購入した書籍の中からゲームUIデザイナーさん向けに紹介する書籍はこちらです!
「可愛くしてください!ふわっとしたデザインリクエストに応える本」
「可愛い」だけではなく、色々なコンセプトのデザインが紹介されています!
- 大筋は見本帳
- 「可愛い」以外にも豊富なデザインが紹介されている
- ビフォーアフターコーナーもある
- コラムには「可愛い」を軸にデザインを進める時のヒントが
- 言葉からビジュアルへの置き換えにチャレンジする人へ
大筋は見本帳
大筋の構成は見本帳であると感じました。
見せ方として「○○してください」というクライアントさんへの回答案としてデザインを紹介している、という感じです。
「○○してください」というオーダーに対して特に注目している要素は以下の3点です。
- 配色
- あしらい
- フォント
例えば「可愛いレイアウト」といったものは存在しないのか、レイアウトについては特別注目していませんでした。
「可愛い」以外にも豊富なデザインが紹介されている
「可愛いデザイン」のみ紹介されていると思われるかもしれないが、全体を通して見ると実は以下の方向性の事例も紹介されている
- おしゃれにしてください
- 高級感を出してください
- ナチュラルにしてください
- カジュアルにしてください
- かっこよくしてください
- 企業イメージを出してください
このように可愛いデザインだけではなく、○○なデザインが紹介されている書籍です。
その上で、「可愛くしてください」のカテゴリにはさらに以下のキーワードで細分化されています。
- ガーリー
- フェミニン
- ハッピー
- ラブリー
- ドリーミー
- ポップ
- はんなり
このように様々な「可愛い」の方向性が紹介されています。
「クライアントが言っているのは、どういった方向性の可愛いなのか?」と考える際のヒントになるかもしれません。
ビフォーアフターコーナーもある
デザインパターンだけではなく、「○○してください」というオーダーに対するビフォーアフターの事例も13例ほど紹介されています。
例えば「もう少し大人っぽくできませんか?」というクライアントのオーダーに対しては、トーンやフォントを変更することで印象を変える例が紹介されています。
百聞は一見に如かず、という通り、ビフォーアフターがあると直感的に理解しやすく初心者にとってもやさしい構成だと感じました。
コラムには「可愛い」を軸にデザインを進める時のヒントが
この手の書籍をいくつか読んでて気づいたのですが、コーナーとコーナーの間に箸休め的なコラムが挿入されていることが多いんですよね。
この書籍のコラムは全部で6つあります。
- 誰にとっての「可愛い」1?⇒ターゲットを狙え
- 誰にとっての「可愛い」2?⇒流行をキャッチせよ
- どこで使われるデザイン?
- その仮説、あってる?
- そのイメージ、何色?
- 百聞は一見に如かず!
コラムでは「可愛い」が軸に紹介されていますが、「おしゃれ」や「かっこいい」など他のキーワードを軸にしたデザインでも使える汎用的なフレームになっているかと思います。
言葉からビジュアルへの置き換えにチャレンジする人へ
デザイナー、非デザイナー問わず、「○○なデザイン」の正体を掴みかねてる人にとっては、言語とビジュアルを繋ぐための参考なるような書籍だと感じました。
ちなみに私もかわいいの正体は分かってないのでこれみて勉強します…笑
以上です。
他の書籍も以下にまとめています。良かったらこちらもご覧ください。